1950-04-05 第7回国会 参議院 文部委員会 第14号
次に請願一六二号は九州大学大学院特別研究生の研究費増額、請願四七〇号は、大学院学生の育英資金増額等に関するもので、いずれも趣旨妥当と認め採択いたしました。 第四は、旧制高校卒業生の進学問題に関するものであります。
次に請願一六二号は九州大学大学院特別研究生の研究費増額、請願四七〇号は、大学院学生の育英資金増額等に関するもので、いずれも趣旨妥当と認め採択いたしました。 第四は、旧制高校卒業生の進学問題に関するものであります。
日程第二七、漁船保險制度存続に関する増額、請願者静岡縣漁船保險組合長佐野虎雄外四十名、本請願の要旨は、漁船保險法による漁船保險制度において、國の再保險を廃止する由であるが、漁船は漁民にとつて貴重なる分身であり、かつ骨肉である、また該制度は技術的ないし経済的に漁民を指導する効果を有し、漁民と水産業との関係は密接である、ついては、漁民の保護と漁民の発達向上をはかるため現行の漁船保險制度を存続されたいというのである
ただいまの小學校教員の恩給の増額請願は、全國的のものでありまして、たくさんなものがここに集まつておるのでありますが、まことに不合理きわまるものであつて、ただいま給與せられておりまする恩給額では、最低の文化生活はおろか、配給のものを受取るだけの金額にも達しない、きわめて菲薄なものであるのであります。
私どもは、単なる恩給の増額請願には、全部に好意はもちません。働ける限り働いて國家のごやつかいにならないようにすることを勧めてはおるものの、すでに七十、八十となればとてもそれはできないのであります。いわんや、今日のようなインフレのもとに、若い者ですら失業しておるのに、かつて教職員であつた老人たちが職業を得る途は、まつたくないのであります。