1977-04-14 第80回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
そういうある程度適正なと申しますか、ノーマルな通貨の増発高に見合って日本銀行が返済プレッシャーのかからないもので資金を供給するということは必要だと考えておりまして、昭和三十八年以来そういうふうな方針で、ほぼ適正な通貨発行額に見合う資金の供給を買いオペ、主として国債でございますが、そういうふうに供給してきたわけであります。
そういうある程度適正なと申しますか、ノーマルな通貨の増発高に見合って日本銀行が返済プレッシャーのかからないもので資金を供給するということは必要だと考えておりまして、昭和三十八年以来そういうふうな方針で、ほぼ適正な通貨発行額に見合う資金の供給を買いオペ、主として国債でございますが、そういうふうに供給してきたわけであります。
したがって、今後の問題でございますが、たとえば来年の暮れになってみますと、日本銀行の債券の保有高が大体一年間の通貨の増発高に見合うぐらいなところのものはそこに残るということになるんではないかと思います。 したがって、そういうふうに債券の売買を機動的にやりまして、季節的なものあるいは基本的な資金の需要に対して供給いたしますから、したがって、貸し出しのほうはもうそうむやみにふやさせない。
そして昨年暮あたりから好況の波が漸次大阪の中小企業にも浸透してきたもののようで、三十一年中の日銀券増発高は、千百十億円のうち、大阪の増発高は二百二十六億円となっており、全体の二〇・四%に当っておりますが、昨年末二十九、三十日と押し迫っての予想外に多くの日銀券が出ましたのは、中小企業の好況に伴う資金需要の増大によるものと思われます。
即ちこれを財政について見ますれば、一般会計予算は從來も一應の收支均衡を得ておつたのでありまするが、各特別会計及び復興金融金庫等を含みまする政府関係諸機関を通じて見た場合におきましては、公債及び借入金は年々増加し、巨額に上る復興資金の大部分は日本銀行の引受によつて賄われ通貨増発の主因となつて來たのでありまして、今、昭和二十三年中の実績を見ましても、千三百億円を超える通貨増発高のうち、八割以上が財政に基因
副議長着席〕 すなわち、これを財政について見ますれば、一般会計予算は從來も一應の收支均衡を得ておつたのでありますが、各特別会計及び復興金融金庫等を含む政府もろもろの機関を通て見た場合におきましては、公債及び借入金は年々増加いたしまして、巨額に上る復金資金の大部分は日本銀行の引受けによつてまかなわれ、通貨増発の主因となつて來たのでありまして、今昭和二十三年中の実績を見ましても、千三百億円を越える通貨増発高
大藏大臣は昨日本間君の質問に対しまして、その中で通貨の増発が三千三百億円を予定いたしたのが、食糧証券等の関係から、年末の通貨増発が三千五百億くらいに上るであろうけれども、その通貨増発高も明年の最後的な徴税等の関係から、收縮しなくてもそう心配するほどではない、こういう考えを発表されたと記憶しております。
そうしますと需給の過不足でありますが、資金の不足が三百九十億円、從つて差引通貨の増発高が三百九十億になろうということから、一應第二・四半期末すなわち九月末の通貨発行高は、二千六百九十五億、大体二千七百億程度ではなかろうかと算定いたしておるわけでございます。
これはちよつとただいま正確な資料はもつておりませんのでありますが、昨年の四月から本年三月末までの、昭和二十二年度の財政の收支、それから復金債の償還状況、それから市中銀行を通しての貸出、回收の状況等を通覽いたしまして、その期間における通貨増発高に対しまして、財政の收支によつて起りますところの、いわゆる財政から通貨の増発の原因になつておつたものは、一〇〇%を実は超えておると思うのであります。
なお産業資金の増加は二千六百億円、貯蓄の増加は二千三百五十億円見当と見込まれますので、差引通貨の増発は、九百四十五億円程度に止まり、増発率は四三%と推定せられ、昨年度中の増発高千三十億円、増発率八九%に比し、よほど増加の勢いは鈍るものと予測せられるのであります。
で、この日銀券の増加額を先ず四半期毎に申上げまするならば、一月から三月末までの間に二百二十三億の増加、四月から六月までの間に二百五億の増加、七月から九月の間に二百一億一それから十月から十二月の間に六百二十七億殖えたわけでございまして、昨年中の合計の通貨増発高は千二百五十六億ということに相成るわけでございます。
通貨増発と財政資金の相関の関係と申上げますると、この四月という月はちよつと変調な月でありまするが、この四月には通貨増発高が六十七億円でありまして、財政資金の放出は逆に五億円の收縮になつておるわけであります。五月にはこれが通貨の増発が七十三億の支拂超過、即ち通貨増発高七十三億円の中で六五%というものは財政資金の超過が原因をなしておる。