1958-08-27 第29回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
今十九万円を約束し、昨年まで増産一途で進んで参り、しかも十九万円の価格は維持されるものであるという保証をしてきているわれわれが、その場に来て十六万円という価格を見て全く動転してしまったという当時の気持を回顧してみまして、何ものでも、少しの材料でもすがりたいという気持で実は出ておったわけでございます。
今十九万円を約束し、昨年まで増産一途で進んで参り、しかも十九万円の価格は維持されるものであるという保証をしてきているわれわれが、その場に来て十六万円という価格を見て全く動転してしまったという当時の気持を回顧してみまして、何ものでも、少しの材料でもすがりたいという気持で実は出ておったわけでございます。
特に食管としてこの際御注意を申し上げておかなければならぬのは、御存じの通り、わが国の主要食糧の絶対不足の現状から、全国の生産農民の非常な協力のもとに食糧増産一途の政策を政府は強行してきました。このためにわれわれの血のにじむような税金が、食糧増産対策費としていろいろな形で数千億がつぎ込まれてきております。その結果最近食糧は、どんなに悪くても六千万石以上はとれる。
また、先ほども申し上げました通りに、今までの国際情勢ないしは国内情勢からいたしますれば、増産をしたことがばかばかしいことである、増産一途に集中したことがばかばかしいことであるというような考えは、私自身持っておりません。」
また先ほども申し上げました通りに、今までの国際情勢ないしは国内情勢からいたしますれば、増産をしたことがばかばかしいことである、増産一途に集中したことがばかばかしいことであるというような考えは、私自身持っておりません。世界的に食糧が足らなかった、幾ら買おうとしても買えなかった。
併しながら我々といたしまして考えますのは、戦争中もそうでございました、戦争後も増産一途のために労働者諸君と同じ釜の飯を食つて来ております企業家の立場といたしましては、この増産時代が一応終つたからといつて、やめて行く人の行く先は余り知らん顔をするわけに行かんじやないか、若し本当に困るような人があつたならば、そういう人については何か本当に仕事のことの世話をして上げたいと考えており、又各社によつて努力しておるところもございますし
過去戰爭中又戰後を通じまして、私共生産業者は増産一途の御命令によりまして政府の御要請に応えあらゆる努力をいたしまして、現在に至りますまで増産一途の國策に沿いまして努力いたして参つたのでございます。たまたま昨今におきまして非常に貯炭が増大をした。公団もこれを持てあました。枠を外して、お前達勝手にやつて行けというので突如今回の公団法一部改正案となつて現われたのでございます。
一例を申し上げましてもいいと思うのでありますが、長くなりますからやめますが、今の日本の現状を救うためには、よいことならばほんとうに虚心坦懷になつて、官民ともに力を協せて増産一途に進まなければならないのではないか。この意味からして、農林省當局におかれましては、この地方の農事試驗場のあり方、これが一大刷新をおやりになつていただきたいと思うであります。研究の世界には何ものもございません。