1984-07-26 第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第10号
○小野説明員 赤潮は、窒素や燐のような栄養塩類が豊富な海域において、水温が上昇しまた海水が低塩化するというような環境条件が整いますと、微量な鉄などのいわゆる増殖促進物質の存在によりまして発生しやすいというように一般的には考えられております。しかし、これの発生要因というものは、定量的にどのように組み合わされれば、いつどんな種類の赤潮が出るかということまでにつきましてはまだ解明されておりません。
○小野説明員 赤潮は、窒素や燐のような栄養塩類が豊富な海域において、水温が上昇しまた海水が低塩化するというような環境条件が整いますと、微量な鉄などのいわゆる増殖促進物質の存在によりまして発生しやすいというように一般的には考えられております。しかし、これの発生要因というものは、定量的にどのように組み合わされれば、いつどんな種類の赤潮が出るかということまでにつきましてはまだ解明されておりません。
そして、その増殖を支えるには、窒素、燐などの基本的な栄養塩は当然必要でありますが、赤潮になるほど増殖するには、さらにその増殖を速めるような増殖促進物質が必要であります。 この観点から、赤潮生物を類型分類してみますと、現在まで三つの型に分けることができます。 その一つは、無機体の窒素、燐、ビタミンB12といった栄養塩だけで増殖する生物群でございます。
こうした、後の刺激物質の存在の問題と増殖促進物質の存在の問題と、それから好適な条件の問題がいつどのような形でそろっていくかという点がまだわかってきてないというぐあいに言えるのじゃないかと思います。