1968-04-09 第58回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
○柴谷要君 今回の間接税の増徴関係では、酒、たばこのような大衆消費品が大幅の値上げを行なっているのに反して、今日の常識から見て一般の大衆に縁のない三C、いわゆるクーラー、自動車、カラーテレビというようなものは全然問題にされていないということは、税収の確保という点から一般大衆にしわ寄せがくるということになるわけですが、これは非常に問題だと思うのですね。
○柴谷要君 今回の間接税の増徴関係では、酒、たばこのような大衆消費品が大幅の値上げを行なっているのに反して、今日の常識から見て一般の大衆に縁のない三C、いわゆるクーラー、自動車、カラーテレビというようなものは全然問題にされていないということは、税収の確保という点から一般大衆にしわ寄せがくるということになるわけですが、これは非常に問題だと思うのですね。
これは間接税をどれだけ増徴が可能であるかという面、及び来年度の自然増収の見込みと来年度の歳出規模の見込み、その両者のからみ合いにおいて、一体直接税の減税財源としてどれだけの余裕が考え得るか、この点がはつきりし、同時に第二のカテゴリーに属します間接税の増徴関係がはつきりしましたときに、大体どの程度まで直接税の減税ができるか、これがおのずからきまつて来るのではないか。
それから間接税の方につきましては、奢侈高級品等に対する物品税、高級酒類に対する酒税、砂糖消費税、揮発油税、骨牌税、印紙税及び登録税の税率引上げ、それから新たに、繊維製品に対する消費税をつくること、それから高級タバコの小売価格を引上げること、それから自動車税の税率を引上げること、こういつた幾つかの提案をしまして、この間接税関係の新しい増徴関係で大体五百億の増収を期待する、直接税の関係で千二百億の減税を