確かに営農開始の時点においてかなり好ましい状態にまで土壌を持っていくということは、そこの入植者、増反者にとっては非常にプラスな側面もあるわけでございますが、やはり土壌改良努力というものを一般の既耕地の農家とのバランスにおいて当初の事業費の中でどこまで補助をつけてやっていくかという問題にもなるわけでございまして、そういった御指摘の点はなお研究をしてみますが、今御指摘のように改善幅を一率に五倍に広げていくということにはいささか
森実孝郎
農用地造成の場合、一般的に土壌管理をだれがやるかという問題については、これはやはり入植者なり増反者が自分の作目と土壌の状態に応じて実施するのが基本でございますが、一般的に母材の悪い土壌を対象にしている地域が少なくございません。
森実孝郎
当初の営農計画では、ここで葉たばこをつくり、それから牧草にして和牛の飼育をするというふうに考えていたわけでありますが、ここでも同様に、ここの地元増反者の辞退が相次いでおります。葉たばこはすでに減反に入ってきておる。
林信彰
したがって、政府は自作農創設法の趣旨にのっとりまして未墾地買収後、当該土地に対しまして漸次海外からの引き揚げ者あるいは地元増反者を入植せしめ、国策としての食糧増産と引き揚げ者等に対する失業対策とをあわせ持った緊急開拓事業の用に供さんとしたもので、本件土地はきびすを接して昭和二十三年九月、占領米軍に耕作を禁止され、次いで二十四年七月には米占領軍演習場用に供すべく占領接収予定地に指定され、さらにそれに基
原茂
なるほど政府も、買収直後は本件土地をこの自創法の目的たる開拓の用に供すべく、満州からの引き揚げ者あるいは地元増反者等を漸次入植させ開拓事業に従事させたことは事実であります。
原茂
○神田委員 これら三地区は御存じのように開田抑制以前からつくられ始めたものでありますので、その辺のところがやはり増反者にしましても、畜産にすぐ移行できるかどうかというのはなかなかむずかしいのじゃないかという問題を考えているわけであります。
神田厚
さらに、増反者の中には毎日の飯米にも事欠く状態で、生活資金の確保に苦しんでいるようでありますが、これら被災農家に対しては現金収入の道を開く必要があると思うんであります。先ほど藤原委員からも救農対策を行えという、そういう意見がありました。私も同じように救農対策特別事業を新たに起こすことが必要なのではないかと、そういう用意があるのかどうか。
原田立
そこで、福島潟は、これはオール増反でございますけれども、増反者といいますか、土地の配分者を決定するに当たりましては、福島潟の干拓地から配分を受ける土地については水稲はつくらない、畑作経営をするという約束で増反者を決定をいたしたということになっております。
岡安誠
緊急開拓は御承知のように、山に登ったわけですが、政府が未墾地等の売り払いをした面積が百三十何万ヘクタールという——開拓者が二十一万幾らという、もちろん増反者もありました。しかし、これが多くの面から言いまして、やはり失敗をしたという面が多いと思うのです。
鶴園哲夫
まだ時間が三分ばかりありますが、その中央増反者の中にはいろいろな問題があるのです。たとえば二重経営になっておるわけです。自分の住んでおる居住の営農問題と、それからこの入植地の営農問題ですね。特に入植地の営農は集団化、協業化を押しつけられておりますから、ここでは近代化、つまりカントリーエレベーター、大型コンバインを中心とする、そうした近代営農なんですね。
中川利三郎
いま先生御指摘ございました地元増反者にも、つまり周辺の農家にも残っておる土地について増反配分をしてほしいというふうな要望もございます。また客土あるいは水路につきましての改修の要求もございます。地元増反をしていくかどうかということにつきましては、私ども周辺からの地元増反という形は考えておりませんで、従来の八郎潟中央干拓地の大規模な入植形態、入植者による営農形態を考えております。
小沼勇
こんなことで時間をとるのもなんですからほかへ譲りますけれども、あなたはそうすると、周辺農家の場合も中央増反者の場合も構造改善でりっぱにやってほしいという希望、期待を先ほど述べられましたが、中央増反者の圃場、干拓地内の圃場をごらんなさい。ほとんど暗渠なんかやられておらないというような実態ですね。
中川利三郎
この開拓地は、先生御指摘のとおり、自作農創設のために国有林野から所属変えをした後、旧自作農創設特別措置法及び農地法によって入植者及び増反者に売り渡したものでございますが、開拓地につきましては、営農の振興をはかるために各般の施策を講じてきたところでございまして、本件のような申し出がなされるに至ったことはまことに遺憾であると思っております。
今村宣夫
各種の支払い金が多い中で、これは非常に群を抜いておりますが、このすべてがはたして入植者や増反者が支払うべき筋合いの金なのかどうかということについて、ほとんど入植者は知らされていないというのが実情だと思うわけであります。
中川利三郎
そして、自然を破壊しない最小限度にとどめ、しかも、多目的に効率的にやって、多目的で有利に売ったその差額は農地の入植者、地元増反者に希望価額でもってこれを払い下げていくようにしなかったならば、干拓事業の意義そのものもなくなるし、長官が心配されるように、自然破壊や海水の汚濁に通ずるし、一もとらず二もとらずという結果になりはしないか。
足鹿覺
開拓地として戦後入殖、地元の増反者のために売り渡したといったような特殊事情がございましたので、地元がまことに申しわけなかったという始末書を出してきておりましたので、以後そういうことのないようにということであらためて農地転用の手続をさせて、去る八月二十一日にこれの転用の許可をいたしましたわけです。
小山義夫
○中野政府委員 終戦後から緊急開拓で、先ほどお話がありました三十九万ヘクタールくらいの農地、採草放牧地あるいは未墾地の所属がえを受けまして、入植者約二十万、それから増反者約百万という戸数に配分をして農耕地として、あるいは薪炭林として使わせるというようなことでやってきたわけでございます。その間、農用地として利用させるために開墾作業費あるいは土壌改良費の助成を何回かやってきました。
中野和仁
○神田(大)委員 いまから五、六年前は、農林省のほうへも協力を願ったと思うのですが、たばこの増反を奨励して、しかも増反者は、乾燥小屋を建てるとかあるいは技術を習得するとか、機械を購入するとかいうことでだいぶ努力をして、せっかく――たばこの耕作というのは、普通の作物と違って非常に技術を要するものでありますから、技術を習得して、苦労いたしまして一人前の耕作者になったのに、今度は余ったからおまえらはもうつくらなくてもよいというような
神田大作
そのうち、すでに入植者あるいはは増反者に貸し付けをいたしまして、近い将来売り渡しをする予定のものが二万二千八百十ヘクタール、それから農業用の道路、水路等の敷地にいたしましたものが三万九千二百八十四ヘクタール、そのほかに、まだ貸し付け等いたしておりませんものが約十二万五千ヘクタールほどございますが、これらにつきましての具体的な処理方針をどうするかというふうなお尋ねでございましたが、なお、これらの中から
和田正明
現在までのところ、中央干拓地を除きましたいわゆる周辺の干拓地については、ほぼ工事を完了いたしまして、すでに地元の増反者に仮配分をいたしまして、一部はすでに作付け等をいたしております。
和田正明
○村山(喜)委員 周辺干拓地の一千町歩の事業は、九月末までに完了をする、こういうふうに聞いているわけですが、その見通し、それから地元の増反者との関係は、一体どうなっておるか。
村山喜一
○東海林委員 そういうふうに理解できるのですが、そうすると、簡単に言えば、中に入った入植者なり増反者が、それでもって十分償還をやっていけるような利益の範囲内で、これは取る、こういうことで、きのういろいろ指摘がありましたようりに、収量がなかなか予定どおりないというようなことで、実際農家経済が苦しいというような場合には、額なり徴収方法について、そういう点を勘案して土民の能力の範囲で取る、こういうふうに理解
東海林稔
総面積約百七十四ヘクタール、うち耕地面積は百三十ヘクタールで、入植者一戸当たりの平均が二町歩、増反者六反の耕地を取得し、今年初めて作付されたとのことでありますが、作柄はちょっと見ても非常に良好な出来ばえのようでありました。
続いて、農林省嘉瀬川国営かんがい事業の一つで、昭和三十五年に完工した川上頭百工を視察したのち、佐賀郡大和町を諮れ、ミカンの栽培状況を視察いたしました。
森八三一
ことに最近の開拓の問題といたしましては、地元の創意に基づきまして、主として増反者、帰農家の経営安定なり、あるいは構造改善に資するというような観点で、地元増反を中心にしてやっておるわけでございます。その発意がどこにある、またどのくらいの程度ができるかということについても、判断の資料にしなければならないわけでございます。
小林誠一
見通しとしまして、まだ現実に確定したわけではございませんけれども、大体いまの見通しでは、今後増反者等に売り渡されるものが三万七千町歩ぐらいになるのではないか。あとの二万町歩が開拓財産に使えないものになるのではないだろうか。
小林誠一