1985-06-20 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第23号
○政府委員(田中恒寿君) 除草剤の使用につきましては、国有林で現在主力に使っておりますのは、ササ関係の抑止に使っております塩素酸塩系と、あとはクズの処理に使うのと、大別すると二つあるわけでございます。
○政府委員(田中恒寿君) 除草剤の使用につきましては、国有林で現在主力に使っておりますのは、ササ関係の抑止に使っております塩素酸塩系と、あとはクズの処理に使うのと、大別すると二つあるわけでございます。
○説明員(岩本毅君) 先ほども御説明いたしましたけれども、塩素酸塩除草剤につきましては、散布された後大変速やかに分解されていくということで、環境に与える影響は非常に少ない農薬であるというふうに理解しております。
先生御質問の塩素酸塩の除草剤の保管、それからその他の取り扱いのことでございますけれども、一般的には毒劇物の法律の指定によりまして適切な扱いをするということになっております。なお、塩素酸塩の除草剤につきましては、非常に散布された後分解が進みやすいということで作物、環境等に与える影響は非常に少ないというふうに考えております。
次が、四十九年の八月三十日の、委員御指摘の、ちょうど昼休みどきでございますが、零時四十五分ごろに千代田区丸の内二丁目の三菱重工前でペールかんに塩素酸塩系の爆薬を詰めた大型爆弾を爆発させた事件でございますが、八人が死亡して三百八十人が負傷しておりますけれども、負傷者の中の一人、中野区の白鷺に住んでおられる六十九歳の方は頭と右の胸部に負傷をされて、いまだに自宅療養中でございます。
現在までの捜査によりますと、使用された爆破発物塩素酸塩系の混合爆薬を使用したものであって、トラベルウォッチを使った時限装置つきのもので、爆弾の容器といたしましては消火器を使用した手製爆弾と推定いたしております。何者かが道庁の通勤時間帯にまぎれて侵入をし、一階エレベーター前にセットしたものと考えられるのであります。
このように協力を求めておりますが、警察といたしましていま考えておりますことは、塩素酸塩系爆薬、これを発見するための警察犬、これは専用の警察犬をつくらなければいけませんので、その措置をいまとっておるところでございます。
現在までの捜査によりますと、現場付近から同じく時計の部品、乾電池の一部を発見していること、それから採取しました諸資料の中間鑑定によりまして、塩素酸塩系を主成分としました時限式の爆発物というふうに推定されております。 犯人像につきましても、いまのところ有力な容疑者は浮かんでないのでございますが、警視庁同様、幅広い捜査方針のもとに捜査を推進しておるという実情でございます。
除草剤につきましては、主としてササ生い地でございますが、ネマガリザサ等のはえておるそのササ生い地に対しまして、塩素酸塩系の薬を使っております。この薬の使用にあたりましては、もちろん御指摘のありました生物に対する影響等も十分考慮いたしまして、そういうような害のないような方法をとって使用いたしております。また、あわせまして、自然環境保全等につきましても同じような留意をいたしておるわけでございます。
○中村波男君 まず第一にお尋ねをいたしたいと思いますのは、塩素酸塩系の除草剤を散布されたわけでありますが、目的はまあ先行地ごしらえであったのではないかというふうに思いますが、そうですか。
○中村波男君 「塩素酸塩系除草剤15の疑問」というパンフレットをお出しになっておりますね。これは何年ごろお出しになったのですか。
○政府委員(岡安誠君) 私どもが承知しておりますのは、やはりクロレ塩素酸塩ですか、クロレートソーダといわれておりますが、これは主として急性毒性の面において問題があると思います。
塩素酸塩系は、ただいまも御答弁申し上げましたように、NaCl——塩でございますが、それに電気分解によりまして酸素を三つくっつけたという薬でございます。その酸素O3が離れているために酸化作用を起こす、その酸化作用が植物の組織を破壊をするという作用でございます。それで、これを多量に摂取をしたり皮膚に当てたりいたしますと、確かに害を起こす場合がございます。
先般の社会労働委員会で、塩素酸塩系の除草剤についての安全性を説明するところの資料を提出せよというお話がございました。その後林野庁でまとめたものもございますが、なお念には念を入れまして、厚生省、労働省ともいま相談中でございますので、もうしばらく待っていただきたい。
○松本説明員 塩素酸塩系は、塩を電気分解して酸素をくっつけた薬剤で、それは空中にさらされ、水に入りますと、酸素が短期間のうちに放出をされまして、その酸素の酸化作用によって植物が枯れるという機能を出しております。 そこで、そのまき方でございますが、まず手まきの場合には防護マスクを着用させるということで、気管内に入らないように十分な使用基準を定めて使用をさしております。
○松本説明員 塩素酸塩系の除草剤は、一応その使用を適正に扱う限りにおいては無害であるという認識の上に立っていま散布をいたしております。
○政府委員(松本守雄君) まず除草剤の点につきまして申し上げますが、除草剤でいま林業で使っておりますのは、二四五Tの系統とそれから塩素酸塩系の系統、もう一つはスルファミン酸系統、この三種類ございます。で、問題としていま言われておりますのが二四五Tの系統の除草剤でございます。
あれはたいへんなものなんだけれども、今度の塩素酸塩系のクロレートというのはさほど被害がないのだ。被害を与える薬じゃないんだ。だけれども劇物に指定されておる。ところが、それ以上にひどい被害を与えておるということを認めておる二四五丁をなぜ劇物に指定されていないのか。薬事課長、せっかくですからもう一度。
が、これは、除草剤というものに対する理解が徹底しなかったときの署名でありまして、その後、その反対の状況に、営林署が動員されまして、個別にも集団的にも、除草剤、塩素酸塩系の薬はどういう薬なんだということの説明を部落にいたしまして、林野庁にも、その散布をするぎりぎりのところまで、するかしないかという相談がございました。
それから山菜のナメコその他の山のさち、これの人体に対する影響ということでございますが、除草剤と山菜の関係でございますが、塩素酸塩系の薬剤とフェノキシ系のそれと作用が違うことになっております。塩素酸塩系の除草剤は、主としてタケノコに関係するわけであります。そこでそのタケノコ、根曲がり竹というのが山の造林作業には一番じゃまものであります。
○説明員(福田秀夫君) 劇物の指定と申しますのは、毒物及び劇物取締法に基づきまして政令で指定されておりますけれども、この指定は厚生省のほうでやっておりますので、詳しいことはよくわかりませんけれども、塩素酸塩系のものはいわゆる劇物あるいは毒物等に指定する場合の一つの基準としましてのマウスに対する経口投与による毒性を見ますというと、このマウスの経口投与による毒性値は非常に低いものになっております。
○北村暢君 いま御報告がありました四十四年度の数値はもう過去四、五年の実績から見れば塩素酸塩系並びにフェノキシ系等飛躍的に増加しているわけでありますが、そこでそれらの安全性についてお伺いいたしますが、これは林野庁でも相当数買い入れているかと思うのですが、「林業用除草剤のあらまし」という林業薬剤協会の発行しておりますいわゆる林業用除草剤のPR誌だと思うのですが、それによりますというと、まず、塩素酸塩系
北海道庁の林務署では、この養魚場から十キロないし十二キロ離れたところで上流の三十ヘクタールに塩素酸塩系の薬をまいたという事実もございます。発生後直ちに養魚池と、この取り入れ口の水を道立衛生研究所で分析をいたしました。ところが塩素酸ソーダを検出することができなかったというふうに聞いております。
○松本説明員 四十五年七月に島原の担当区管内で保存中の塩素酸塩系の薬剤が牛に食べられて一頭は死んだということでございますが、これは長崎営林署の雲仙岳放牧国有林内に放牧しておった牛のうち六頭が死亡して、三頭が行くえ不明になった事実がございます。
○松本説明員 実績でございますが、これは塩素酸塩系、フェノキシ系、スルファミン酸塩系の三種類でございます。合計で申し上げますと、昭和四十二年度では、面積で五万二千九百、それから四十三年度に移りまして六万、四十四年度七万四千三百、四十五年度の見込み六万六千九百でございます。
それから水に対してどんな試験をしたかということでございますが、これも塩素酸塩系の除草剤が劇物の指定を受けておりますが、その毒性は日常食用に供されておる食塩よりも低いということがいわれております。またフェノキシ系除草剤はこれは劇物指定の面では普通物でございます。したがってそういう危険は全くない部類に指定されているわけでございます。
塩素酸塩のほうが劇物指定になっているわけです。劇物指定については毒物劇物の取り扱いの法律によって規制されております。また農薬取締法においても指定農薬として取り扱いについて規定されておるわけです。したがって、いままでの説明から言っても、何らそういう安全性という問題について考慮が払われていない感じがする。
○政府委員(松本守雄君) 使用状況でございますが、国有林で使用しております除草剤は塩素酸塩系、これは三十八年度から使用を始めております。これが使用比率から申し上げますと約七割、それからフェノキシ系、これは四十二年度から導入をしておりますが、これは二四%でございます。その他スルファミン酸系も四十三年度から入れております。
○北村暢君 フェノキシ系除草剤、いわゆる二四五T、これの今後の使用について、いまのところ塩素酸塩系が七〇%のようですが、このフェノキシ系は今後伸びていくのですかどうでしょうか。