1997-06-04 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
実は、この間、私も片野から塩屋海岸を見てきたわけでございますが、ボランティアの方々の懸命な御努力によって、見違えるほど砂浜はきれいになっておりました。しかし、加賀市の片野海岸に重油まじりの砂が埋め戻されたエリアでは、一日で、コイン状の褐色の重油がいっぱいまだ点々と残っている。ちょっと手で十センチほど掘っただけで重油の塊が手に触れる、そういうことを感じたわけでございます。
実は、この間、私も片野から塩屋海岸を見てきたわけでございますが、ボランティアの方々の懸命な御努力によって、見違えるほど砂浜はきれいになっておりました。しかし、加賀市の片野海岸に重油まじりの砂が埋め戻されたエリアでは、一日で、コイン状の褐色の重油がいっぱいまだ点々と残っている。ちょっと手で十センチほど掘っただけで重油の塊が手に触れる、そういうことを感じたわけでございます。
私も含めまして運輸委員長を団長として一月三十日に衆議院から派遣をされまして、福井県三国町あるいは石川県の塩屋海岸へ被害の状況について視察をさせていただきました。その結果につきましては当然のことながら議長にも報告し、また要望事項について取りまとめて総理にも御説明をいたしたところであります。
まず、加賀市塩屋海岸において、回収した一万立方メートルにも及ぶ油まじりの砂の山を視察いたしました。地元自治体は焼却を望んでいるものの、船主が契約している保険会社は費用がかかり過ぎるとして反対し、話し合いは難航しております。
同県では、まず、加賀市塩屋海岸において、回収した油まじりの砂の山を視察いたしました。大量の油まじりの砂については、地元自治体としては焼却を望んでいるものの、船主が契約している保険会社は費用がかかり過ぎるとして反対し、話し合いは難航しております。一日も早くもとの白砂青松の海岸に復旧することを願わずにはおられませんでした。
ところが、北陸中日新聞一月二十一日付にも出ているのですが、ここに報道されているのですけれども、同市の片野海岸から塩屋海岸にかけて山積みになっている重油まじりの砂の処理、広島まで持っていかなければいけない、これが一立方メートル当たりで十万円前後かかる、単純計算で十八億円ぐらいかかりそうだ、砂の処理費用だけでそれだけの規模が要る、こういうことが心配されているわけですね。