1990-06-22 第118回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
この中に、それは資料ナンバー3ですが、一番下の原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器の(A)(B)の出口、さっきのは入り口ですが、出口の導電率がそこに出ておるのですが、これはこの数字によりますと〇・〇九というようになっておりますね。上のこまが一・〇で、〇・〇九というとその百分の九で非常に小さいように思うのですが、一体、ろ過脱塩器出口導電率の警報設定値は、数字はどうなっておりますか。
この中に、それは資料ナンバー3ですが、一番下の原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器の(A)(B)の出口、さっきのは入り口ですが、出口の導電率がそこに出ておるのですが、これはこの数字によりますと〇・〇九というようになっておりますね。上のこまが一・〇で、〇・〇九というとその百分の九で非常に小さいように思うのですが、一体、ろ過脱塩器出口導電率の警報設定値は、数字はどうなっておりますか。
原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器入り口の導電率の変化でございますが、先生御指摘のグラフのように、一月一日から徐々にずっと上がりまして、一月三日にピークになったわけでございます。このろ過脱塩器は、先生御案内のように原子炉のあか水をきれいにするために設けられているものでございまして、ある一定の割合の水をろ過脱塩器に通しまして、イオンと申しますか、中の水をきれいにするというものでございます。
このろ過脱塩器の出口の導電率でございますけれども、この出口の導電率は必ずしもその中の水の導電率をあらわすものではないというように考えております。
むしろ海水が外から入ってくると、そのために、その海水による塩分を取り除く必要が原子炉側でありますので復水脱塩器がある、こういう仕掛けのものでございます。ところでこの復水器のチューブでございますが、通常何万本もございまして、排水の腐食等によりまして穴があくことが間々ございます。
これを取るために復水脱塩器というのを持っておりますが、その容量から見まして、漏洩が大きい場合には一定の基準を決めておりますが、その場合にはとめて直します。それから漏洩が小さい場合には、原子炉運転中、敦賀の場合でございますと出力を約半分に下げまして、そして片肺運転と申しますか、復水器の片側をとめます。そういうことによりまして、どこから漏洩しているかということがわかるわけでございます。
そこでこれは僕の知識が足らぬところだが、検塩器とか何とかいう、今の知識からいって簡単にそいう機械、塩がきたかこぬかということを調べるそういう簡単な機械は今あるのですか。専売公社にお尋ねしますが、あれば……。もしなかったらば、こんなものは専門家に研究させればすぐでき肥るだろうと思うのだ。そしてそれを私は設置する必要があると思う。
なお、これを確実にするために、ただいま委員長からお話がございました検塩器の設置につきましては、研究させていただきたいと思います。