2017-04-18 第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
我が国は、燐鉱石ですと全量、塩化カリですとほぼ全量というように、化学肥料の原料のほとんどを海外に依存してございます。仮にその輸入が長期にわたりまして途絶した場合には、農業経営、また、ひいては消費者への農産物の安定供給に大きな影響が生じるということが考えられます。
我が国は、燐鉱石ですと全量、塩化カリですとほぼ全量というように、化学肥料の原料のほとんどを海外に依存してございます。仮にその輸入が長期にわたりまして途絶した場合には、農業経営、また、ひいては消費者への農産物の安定供給に大きな影響が生じるということが考えられます。
ですので、根本的なことを言えば、どのようにして外国から肥料の原料である燐鉱石とか塩化カリとか尿素とかそういったものを、低価なものを安定して供給できるかというのが、私は、これ農政の中でいうと重要なポイントだと思うんですが、余りいろいろなところの中長期の計画の中に肥料の安定供給というのを書いていないものですからふと思ったんですけれども、これはやっぱりそういう手を打っていかなきゃいけないと私は思います。
塩化カリだと塩素が残ります。それが土の中の有用微生物を殺してしまいます。そういう問題が一つあると思います。 それからいま一つは、コーティングして半年かかって効くものとか、中には一年かかって効くものとか、本当にやる気になれば三年後でも効くというものができるわけなんです、理論的には。そうしますと、三年間無化学肥料といっても、それがむだになってしまう。
硫酸カリとか塩化カリというのは我が国でつくらずに輸入をしているわけですけれども、これは二十キロという単位で合わしているわけですが、五百七十五円六十銭、CIF、硫酸カリが。それが実に生産者販売価格は千百三十一円になっています。これは輸入価格の一・九六倍に相当しますよ、右側に書いてありますが。それから、卸価格は千百八十二円で二・〇一倍、小売価格は千四百十七円で二・四六倍ですよ。
結論からいたしますと、いろいろ原材料価格の値上がり等があったわけでございますが、今まで法定されておりました三肥料、硫安、尿素、高度化成でございますが、これにつきましては、加重平均で〇・五%の引き下げ、また特に値上がりの著しい塩化カリとか硫酸カリを含めた十四品目の合計では〇・一%の上昇ということで、肥料全体としてほぼ横ばいという状況で価格決定が行われたというふうに報告を受けている次第でございます。
あるいは塩化カリは国内が六九%だが輸入は五一%だ。硫酸カリは国内が七一%だが輸入は五一%だ。重過燐酸は国内が八八%だが輸入は六八%だ。そして製品と輸入原料との対比で見ますと、高度化成は、製品が国内価格八二%に対して輸入原料の燐安は五四%まで下がっておる。尿素は三九%、塩化カリは五一%。また過燐酸は、製品が国内価格八八%に対して原料の燐鉱石は五四%。
この一年間に約七〇%、輸入肥料の尿素等はこれはもう半値以下、塩化カリは四割、燐鉱石は三割近くも価格はそれぞれ下がっているんですけれども、例えば硫安の昨年六月と本年六月における国内価格及び輸入価格、その差をもしデータがありましたらお聞きしておきたいと思います。
同じようなことは、肥料の例として塩化カリの問題があるのですね。塩化カリは製品で輸入されてくるが、その輸入価格は、ことしの四月で前年同期と比べて四割も下がっている。ところが国内での小売価格の推移を見ると、七月より一八・一%卸価格が引き下げられたけれども、小売価格は同期間ほとんど下がっていない。輸入価格の値下がりに比べて余りにも少な過ぎるじゃないか。こういう問題についてどう考えたらいいんだ。
リグ製造設備、塩化カリ製造設備、石油回収設備などいずれも本年一月末には商談を詰める予定になっていたが、交渉に入ったプラントは一件もない。その他いろいろございますが、こういう状況というものは、政府が指示なさっているのですか、この犠牲を伴うものはやむを得ないというように指示なさっておるのですか。
ナフサ、重油といったこのア系肥料原料の価格が上昇しているんですが、高度化成の原料である塩化カリあるいは燐鉱石の価格というのは比較的安定しているはずですね。にもかかわらず、製品となったこの高度化成価格が高い上昇率になっているというのは、私たち素人が考えてもちょっと納得できないんですけれども、その辺の事情、理由というものをひとつ明確に説明してください。
○柴田(健)委員 末端では塩化カリが、昨年が二十キロ入りが五百二十円。五百二十円が今年は八百四十円だから、三百二十円上がった。二〇%どころじゃないです。あなたはどこの数字を見てそんなことを言うのですか。末端を少し調べて言ってもらわなければ困る。二割どころじゃない。二割なら六百何ぼで済むわけです。
○松元政府委員 カリでございますが、これは物賃調査によりますと、塩化カリは前年に対しまして二割程度の上昇にとどまっているわけでございまして、これは、実は、全農とメーカーの価格と申しますか、元売り価格は二割ちょっと上がっておりますので、それに比べますと大体似たような上昇ではなかろうかと思います。二割ちょっと上がっております。
○柴田(健)委員 カリ塩の原料費の上がっているということはわかりますから、多少上がることはわかりますが、塩化カリがいま二十キロ、それから石灰窒素二十キロ部分が末端でことしどのくらいしていると思うか。
それから、また、塩化カリにつきましても、輸入価格がカナダ産のものが二七%アップ、それからソ連産のものが一七%アップというふうに、これも燐鉱石ほどではございませんけれども、相当な値上がりを来たしておるわけでございます。
それは、燐鉱石や塩化カリ等の輸入価格というものはそれほど上昇していないにもかかわらず、化成肥料が値上がりしている原因は一体どのようなところにあるかということです。硫安、尿素の価格取りきめにいたしましても、この化成肥料というものが一つの抜け道になっているのではないかと懸念されるものがあるわけでありますが、政府としてのお考えを伺いたいと思います。
硫安と尿素につきましては一六・三%でございますが、燐酸、カリ、この代表的なものについて申し上げますと、溶成燐肥につきましては、七月の当初価格に比べまして三七%、それから塩化カリにつきましては二二・五%という上昇になっております。
政府がこの問題について調査された結果、標準線源塩化カリの校正の誤りがあったというのは、一体どういう誤りであったと確認されているのか、説明願いたいと思います。
○瀬崎委員 私、不幸にしてこの面の専門家ではありませんから、よくわからないのですが、とにかくその分析研が電力会社を通じて県に報告した内容というのが、標準線源塩化カリの校正の誤りということなんです。これは平たくいえば一体どういうことなんですか。
○瀬崎委員 その間違いそのものは、一体電力会社で起こったというのですか、それとも分析研のほうで起こったというのですか、この標準線源塩化カリの校正の誤りというのは。
これが結果といたしまして末端価格に影響を及ぼすことは当然でございますが、私どもの試算によりますと、塩化カリなりあるいは硫酸カリ、大体同じでございますが、輸入業者の販売価格で見ますと、四%程度の値上がりという計算が一応出てまいるわけでございます。
ただ、現在市販されておりますのは、たとえば尿素に加えて燐酸液を入れるとか、あるいはアンモニアガスを入れるとか、塩化カリを入れるとかいうことで、いろいろなものをつけ加えておるのが大部分でございます。そうして、それがいろいろ葉面散布剤として、これは非常に特殊なものだというような感覚で、農民にはわからないうちに非常に高値で売られる、こういう必配があるわけであります。
それから、第八条でございまするが、第八条の最初の政令は、いわゆる副産塩という特殊な塩、これは硝石に塩化カリを加えて肥料をとる、その際黒い塩がジョイント・プロダクトとしてできるらしいのでございますが、そういう特殊な副産塩につきましては、今回の整備とは全然範疇を異にする部門として取り扱うべきであるということで、これを除いているわけでございます。「副産塩を製造する者と定めるものとする。」
これは、他作物の肥料におきましては、多くは塩化カリを使用いたしておるのでありますが、タバコにおきましては、塩素分を極度にきらいますので、あえて高価につく硫酸カリをその原料にいたしておるのであります。かような特殊な尿素化成を導入することによりまして、従来に比べますと、相当肥料の価格の軽減を見ておるのでございます。
それには、塩化カリ等を入れたものでなしに、絶対硫酸カリでいくのだという形から、一般の組合化成ないしはそれに準じた尿素化成とは、使用原料において、価格の面が違うということは事実でございます。その比較差なるものがどういうものかよく存じませんけれども、そういうふうに考えておるわけでございます。高いという御意見はございましたが、その点はっきりいたしません。
ことに一般作におきましては、塩化カリ等を多く使用しておりますが、タバコには硫酸カリに限られておりますし、その他一定の粒の大きさを要件とする等、特殊な事情がございまして、一がいに比較は困難と考えますが、われわれといたしましては、先ほど申し上げましたごとく、決して他に比して高いものとは考えておりません。 〔委員長退席、平岡委員長代理着席〕
○西山説明員 肥料の価格につきましては、単に組成分の比較のみではございませんので、それの肥料の形、すなわち窒素肥料にいたしましても、硫安であるとか尿素であるとか、チリ硝石であるとか、あるいはカリにしても、塩化カリ、硫酸カリ、それぞれ品物が相違するごとく、その特質を異にいたしておりますので、それらの点を勘案いたしまして、現在の原価計算から高いものとは考えておりません。
またカリは塩化カリを使用いたしておりますので、これらの塩化カリあるいは硫安等は、尿素あるいは硫酸カリを使用いたしますタバコ肥料に比較いたしまして、原価においては安くなっておりますが、その効用、特殊性を考えました場合には、タバコの肥料が高いとは申されないと申し上げた次第であります。