1990-05-30 第118回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
そういった内外の声に応じて旧予定地を四キロ北へ移すということが実現され、またそれを裏づけるためにアオサンゴ、塊状ハマサンゴを中心とする旧予定地を海中公園にしようとして実は準備を進めておるわけでございます。
そういった内外の声に応じて旧予定地を四キロ北へ移すということが実現され、またそれを裏づけるためにアオサンゴ、塊状ハマサンゴを中心とする旧予定地を海中公園にしようとして実は準備を進めておるわけでございます。
政府委員(山内豊徳君) 今、全国に海中公園地区を持ちます国立公園が二十七カ所ございまして、実は沖縄県では西表島と石垣島の間が石西碓湖ということで海中公園としても非常にすばらしいところであるということで指定されておるわけでございますが、私どもは、先ほど申しました私どもの直接調査の結果からも、今おっしゃいました旧予定地の南側にあるアオサンゴ、あるいは旧予定地の南の端と言っていいほど近くございました塊状ハマサンゴ
海中公園に我々が考えております旧白保の予定地を中心とする海域につきましては、実は私ども前回の直接調査あるいはそれ以前のデータでかなりのデータを持っておりますので、ある意味では、そのアオサンゴ、塊状ハマサンゴを中心とする中核部分については、海中公園指定に伴う調査はほぼ要らないぐらいのものだというふうに内部で検討しております。
○山内政府委員 この点はかねがね国会でも論点になっておりますので私から申し上げさせていただきたいのでございますが、旧空港予定地、アオサンゴ、塊状ハマサンゴを中心とします旧予定地の集落は、実は私どももわざわざ異例の実地調査を環境庁みずから行いまして、石垣島二十二カ所の地点の中でも非常にすぐれた組み合わせを持ったところで、そういうところから実は国立公園の海中公園にでも当然すべきであるという判断を持ったのはそのとおりでございます
○山内政府委員 前の飛行場の計画がございました区域の南側に塊状ハマサンゴ、アオサンゴを中心とする特異な集落があることを私ども確認いたしましたし、このエリアを中心に、具体的に申し上げますと西表国立公園の区域を広げて、当該サンゴ礁の区域をぜひ海中公園にしたいという考えでございます。
それからもう一つは、新予定地のサンゴは、埋立面積が少ないということもありまして、私どもはIUCNが総会で決議したような世界的な貴重性と言われるアオサンゴ、それを取り巻く塊状ハマサンゴの旧予定地のサンゴ礁の状態とはまだかなり見方を変えてもいいのじゃないか。
しかし、そういう状況を潮流その他の様子から判断しますと、新予定地の工事が、古い予定地で問題になりましたアオサンゴ、塊状ハマサンゴに対する影響はこれはないと私どもは判断しておりますし、この判断は今も変えておりません。
しかしながら、私どもはやはりサンゴの評価について、異例ではございましたけれども、直接環境庁が石垣島のサンゴの比較という観点からもかつて問題になりましたアオサンゴあるいは塊状ハマサンゴの実態を調べたわけでございますが、その結果、これについては将来は国立公園の海中公園とするような性格の地帯ではないかという判断を得たわけでございます。
その結果に基づきまして旧予定地のアオサンゴ、あるいは今申しました塊状ハマサンゴの保全については、やはり私どもがじかに調査した結果でもいわば国立公園級の保護を将来必要とするものと判断すべきであるという結論に達したためにそういった調査結果の感触が沖縄県に伝えられて、実は御存じのように、古い計画を四キロ北へ思い切って変更するという空港計画の変更が新しく行われたわけでございます。
このことは私どもの調査結果とも符合しておりまして、先ほど申しましたように、北半球のあの位置では珍しき大きさに達しているアオサンゴという点、それから、塊状ハマサンゴという、これはテーブルのような形をする大きな群落でございますが、こういった石垣島の中でも特異なもの、目立つものは新予定地にはないという事実は、これは私どもの認識とそれほどずれはないと思っております。