2001-03-05 第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
ただ、だからといって中国が対米報復的攻撃力を維持するためにさらなる軍拡に走るかどうか、それは必ずしも断定できないことではないかと思います。
ただ、だからといって中国が対米報復的攻撃力を維持するためにさらなる軍拡に走るかどうか、それは必ずしも断定できないことではないかと思います。
この全面戦争が起きた場合における、アメリカの報復的攻撃力とは、これは何かと言えば、それはアメリカの核兵器を期待しているということです。私はこの予算委員会における防衛庁長官の答弁を聞いて、非常に驚いたのであります。総理もそういうようにお考えになっているのかどうか、やはり全面戦争が起きた場合においては、わが国はアメリカの報復的な攻撃力を期待しているのかどうか。
私がお尋ねをしているのは、防衛庁長官がここで、全面戦争が起きた場合にはアメリカの報復内攻撃力に期待をしている、こういうふうに答弁をされたから、アメリカの報復的攻撃力とは何かといえば、それは核兵器の持ち込みを期待しているということになるから、それは間違いでございましょう、だから総理大臣から、そういうことについては毛頭考えていないなら考えていないと、こういうふうにお話していただけば、私もそれでけっこうなんです
即ちアメリカは、今後地上兵力は縮小して海外同盟国の増強に期待し、米国自身は空軍と原水爆の発達による遠距離からの報復的攻撃力の増強に主力を注ぐというのであります。