1957-05-07 第26回国会 衆議院 建設委員会 第20号
私の方の中部電力といたしましては、天竜川の本流を利用しまして、上流の方から申し上げますと、大久保発電所、南向発電所、泰阜発電所及び平岡発電所を持っておりますが、大久保発電所は、出力が千五百キロワットございまして、堰堤式の発電所であります。昭和二年に完成しております。南向発電所の方は、出力が二万四千キロワットの堰堤式の水路式発電所でありまして、昭和四年に完成いたしております。
私の方の中部電力といたしましては、天竜川の本流を利用しまして、上流の方から申し上げますと、大久保発電所、南向発電所、泰阜発電所及び平岡発電所を持っておりますが、大久保発電所は、出力が千五百キロワットございまして、堰堤式の発電所であります。昭和二年に完成しております。南向発電所の方は、出力が二万四千キロワットの堰堤式の水路式発電所でありまして、昭和四年に完成いたしております。
さらに利用落差千四百メートル、その包蔵電力量は全国未開発電力量の一側に達するといわれ、上流部には大貯水池の建設に好適の地点が多く、良質大量の電力を供給し得るに加えて、豊富な森林地下資源に恵まれ、中、下流部は緩流であって、河岸は段丘をなし、階段状の堰堤式発電所設置に寸余のむだもなく、未開の穀倉地帯とあわせて、国土総合開発の見地からも貴重なる重要河川であります。
もちろん椿原の場合は、これは水路もごく短かいのでありまして、大部分が湛水になりまして、その二、三キロ上流までいっておりますが、堰堤式でありますから、多少普通の場合と違いますが、結局水路取り入れ口から水を落すところの場所、その間の落差によって生ずるもの、これを私どもの方では水利権と申しているのであります。
○大竹参考人 ただいま塚田先生からの御質問でありますが、この只見川の開発方式に対しましては、さきに申し上げましたように、私は補給電源の開発という観点から、これはどうしてもわれわれの主張いたしております本流案の堰堤式開発でなければならない、かように考えておるのであります。ただ私は、この問題はただに政治的問題によつて解決すべきものではない。
○赤木正雄君 それからこれは堰堤を作る、この堰堤と申しますのは、申すまでもなしに水路式ではなしに堰堤式によつて発電をしよう、そういう御計西と思いますが、今まで作つた堰堤ですでに埋没して十分の機能を発揮しない、又機能を年々減少しつつあるものがたくさんあります。
それはまあ関東の大震災という一つの地震のために起つた現象でありますが、或る水路式の発電所がありまして、その上流に高堰堤による大きな堰堤式の発電所ができ、その堰堤のために上流から来る土砂が押えられたために、水路式の発電所の方の放水路の河床がだんだん下つて来て、そうして放水が、昔は川に自然に流れておつたのが、今度は河床が下つて来たために滝のように落ちて来るようになつたというような実例もあります。
○証人(萩原俊一君) 発電の様式としましては、これは一般論でありますけれども、堰堤を築くのに好い場所があつて、而もその上流が懐ろが相当広くつて、川の勾配が緩いという所は堰堤式の発電をした方が利益である。それからそういうような適地がない。併し水を收入れますから発電所を作るところ辺まで河川勾配が急である。
第一に、テネシー・ヴアレーとの比較によつて、水路式或いは堰堤式との優劣があつたのでありますが、勿論我が國の地形から考えまして、テネシー・ヴアレーと比較するような地形でないことは当然であります。
○証人(井関正雄君) この調査は冒頭において申上げましたように、最初は福島縣の奧会津開発調査委員会に、日発の土木部長を依頼しまして調査したときに持ち上つた問題でありますが、その後政府におきまして、経済安定本部が主としてこの調査を商工省、通産省に命じ、通産省が日発に委嘱して詳しい調査を進めたのでありますが、日発につきましては、只今できた政府案のように、最初からこれを階段式の堰堤式の開発方式にしてやるということで
特にわが國における水利事情、石炭事情等々に鑑みまして、すでに米國において実施されております高堰堤式の発電所、これはわが國にも最も適するものであり、これによつて治水利水の問題をも同時に解決することとなり、また失業問題の解決等にも資するところが大きいと思うのであります。さらにはまた風力の利用、地熱の利用等による発電等につきましても、この際研究を進めてはどうかと思うのであります。