1976-10-19 第78回国会 参議院 建設委員会 第2号
昭和三十四年の伊勢湾台風、三十六年の梅雨前線豪雨の相次ぐ大出水から十数年を経て、この間上流狭窄部の引き堤を初め弱小堤の補強等を実施してきましたが、今回の豪雨により安八町大森地先で破堤したほか、全川にわたってのり崩れ、のり亀裂、堤防根固め洗掘、漏水などの被害を生じました。
昭和三十四年の伊勢湾台風、三十六年の梅雨前線豪雨の相次ぐ大出水から十数年を経て、この間上流狭窄部の引き堤を初め弱小堤の補強等を実施してきましたが、今回の豪雨により安八町大森地先で破堤したほか、全川にわたってのり崩れ、のり亀裂、堤防根固め洗掘、漏水などの被害を生じました。
従いまして、浸水による流域の被害の僅少なるに比しまして、河道自体の損害はなはだしく、目下工事中でありました中魚沼郡十日町地先の築堤竣工部分約二百メートルの決壊、水制の流失を初め、下流部護岸水制及び堤防根固めの決壊等、これが復旧費は建設省直轄改修区域内のみにても九千八百万円、さらに全水系にわたる県工事、市町村工事を合せますと、二億一千万円を越えるものと推定されるのであります。
従いまして浸水による流域の被害の僅少なるに比しまして、河道自体の損傷はなはだしく、目下工事中の中魚沼郡十日町地先の築堤竣工部分約二百メートルの決壞、水制の流失を始め、下流部護岸水制及び堤防根固めの決壞等、これが復旧費は建設省直轄改修区域内のみにても九千八百万円、さらに全水系にわたる県工事、市町村工事を合せますと二億一千万円に及ぶものと推定されるのであります。