1974-04-12 第72回国会 衆議院 地方行政委員会 第27号
○小濱委員 次に、去る四月八日付朝日新聞の「天声人語」欄によれば、京大工学部の堀内研究室でまとめられた大洋デパート火災時の店内での人の動きについての調査結果が発表されております。これによると、「非常用標識のように視覚によるものより聴覚に訴える誘導の方が効果的だ」との発表があったわけでございますが、これをどのように評価をしておられるか。まず、この新聞お読みになったでしょうか。
○小濱委員 次に、去る四月八日付朝日新聞の「天声人語」欄によれば、京大工学部の堀内研究室でまとめられた大洋デパート火災時の店内での人の動きについての調査結果が発表されております。これによると、「非常用標識のように視覚によるものより聴覚に訴える誘導の方が効果的だ」との発表があったわけでございますが、これをどのように評価をしておられるか。まず、この新聞お読みになったでしょうか。
それで、同じ京大の堀内研究室で発表しているのでは、見るよりも耳に入ってくるほうがずっと誘導価値がある、こういうような研究発表を出しておるのですね。これはたまたま暮れの三十一日に京都の丸物ですか、ここの火事のときもこういうあれが報告されている。従業員が笛を吹いてお客を誘導した、それが非常に効果があったということをいわれておるのです。私もそう思うのですよ。
それで、次に移りますけれども、大洋デパートのときの「客と従業員の行動調査」をしたのが京都大学の堀内研究室から出されていますね。これの場合に、私はこれを見まして非常にびっくりしましたのですけれども、この従業員がほとんど何をしたらいいかわからないという、そして何にもしないでみな逃げ回っている、こういうような結果がこの調査にあらわれておりますね。