埼玉土建労働組合で御紹介いただいた方の話では、ある建設職人の方は、大成建設が元請を行う現場で働いていた方が、アスベストを吸入し、中皮腫になって二〇〇三年六月に亡くなられた。アスベストの怖さについて知らされずに二十二年も働いてきた。多くの方が実際にはそうだと思います。
私の地元であります埼玉土建組合の調査によりますと、建設業者からの代金不払相談、これは、九九年度は三百三十一件で十一億七千百四万円、二〇〇〇年度が三百六十九件で十四億二千百七十八万円、二〇〇一年度は四百二十件で十一億二千六百十四万円と、このように件数ではこの間約三〇%増になっているわけであります。
埼玉土建組合は、機関誌の発行を続けられるのか組合員に心配の声が広がっている、こういう声でした。 明日の午前中に我が党も準備させていただいているんですが、その懇談会にも既に様々な分野の二十数団体から参加の回答が来ておりまして、改めて関心の強さに驚いております。
これは埼玉土建がつくった「不払いにあわないための八カ条」、こういうものをつくってこれでみんな自衛しているわけです。大変なことになる、口約束に乗るなとか、やはり行政の責任というのは非常に大きい。 それから、東京都はこれから行政指導をする、埼玉県は九月にもう既に行政指導の通知を出している。