1977-11-21 第82回国会 参議院 運輸委員会公聴会 第1号
しかし国策として必要であるならば、そういうものにつきましては、基礎構造費、つまり建設費並びにそれに伴う負担は国の責任である、列車の運転費用あるいは施設の保守のようなものを利用者負担する、こういう考え方があろうかと思います。
しかし国策として必要であるならば、そういうものにつきましては、基礎構造費、つまり建設費並びにそれに伴う負担は国の責任である、列車の運転費用あるいは施設の保守のようなものを利用者負担する、こういう考え方があろうかと思います。
この間の参考人の公述で、中西先生が、たとえば世界的な趨勢として、基礎構造費は国や自治体で見ろ、運営費を料金で見ろと言われていますが、これなんかも一つの世界的な趨勢になっているわけです。ほとんど世界じゅうそういうふうな方法でやっているわけです。
御承知のとおり、外国の都市交通をとって考えてみましても、ロンドン、パリ、ニューヨーク、シカゴ等、どこをとってみましても、国によって多少の相違はございますけれども、原則として、インフラストラクチュア、つまり基礎構造費というものは公共財源でまかなって、運営費だけを料金、すなわち利用者負担でもって償うという原則が確立しておるというふうに言ってもいいと思います。