1993-03-31 第126回国会 参議院 本会議 第8号
平和と軍縮推進は日本の世界に果たすべき使命であり、中期防の抜本的見直しをするとともに、基盤的防衛力構想そのものの根本的な再検討を速やかに行う必要が生じております。しかも、かつて防衛庁自身が不要としたAWACSの導入を、防衛力整備の欠落部分と無責任きわまる言い方で計上するということは全くもってけしからぬことであります。AWACSなど不要な兵器の購入は断固中止すべきであります。
平和と軍縮推進は日本の世界に果たすべき使命であり、中期防の抜本的見直しをするとともに、基盤的防衛力構想そのものの根本的な再検討を速やかに行う必要が生じております。しかも、かつて防衛庁自身が不要としたAWACSの導入を、防衛力整備の欠落部分と無責任きわまる言い方で計上するということは全くもってけしからぬことであります。AWACSなど不要な兵器の購入は断固中止すべきであります。
防衛計画大綱を見直ししないということは、基盤的防衛力構想そのものを堅持をしていくという立場に立った見直し論なのか、その点はぜひ、将来のこれからの論議の一つの基礎ですから、簡単に答えてください。
○和田教美君 今の御答弁ですけれども、私は、大綱の策定当時考えていた防衛力の体制のあり方というものと、その後政府が五三中業あるいは五六中業、そういうものを通じて進められてきました実際の装備計画というものは非常に違っているのではないか、そしてどんどん乖離しているのではないか、それが基盤的防衛力構想そのものを大きく変質させている最大の理由ではないかというふうに思うわけでございます。
こういう書き方から見ますと、当時の考え方としては、GNP一%枠とワンセットであるだけでなくて、大綱の中の中心である基盤的防衛力構想そのものが一つの歯どめ、防衛力肥大化の歯どめというふうに考えられていたのではないかと思うわけですけれども、ところが、それから九年たって、今やこの防衛計画の大綱そのものが一%枠突破のにしきの御旗に使われておるということは大変な変わりようだと思うわけです。
○上田耕一郎君 私どもはこの基盤的防衛力構想そのものにも反対ですけれども、いまの答弁はしっかりお聞きしておきたいと思います。 さて次に、先ほども志苫委員が質問した問題ですけれども、福田元首相が親書を託されましたが、福田元首相とレーガン大統領の会談で出た問題、これはアレン米大統領補佐官とボルドリッジ国務次官補が明らかにしたことなんですね。
今日の政府の考え方は、私は基盤的防衛力構想そのものも認めるという前提には立ちませんが、それさえもなし崩しにした形での軍事力拡大、増強路線にいま踏み切ってしまった、こういう認識に立たざるを得ないのですが、長官の御見解を聞いておきたいと思うのです。
○鈴切委員 ソ連の潜在的な脅威は、昭和五十一年当時の基盤的防衛構想のときと比べて、先ほども言われるような厳しい状態になってきておるというわけでありますけれども、基盤的防衛力構想そのものはもう変えない、そう判断してよろしゅうございましょうか。