1985-03-28 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
一つは乳業メーカーが酪農民に支払える、いわゆる乳業メーカーが一定の利潤を確保しながら酪農家に支払える額、これはすなわち基準取引乳価ですね。その次には、先ほどから言っておりますように農家の経営と生活が安定をできる、これが保証乳価。
一つは乳業メーカーが酪農民に支払える、いわゆる乳業メーカーが一定の利潤を確保しながら酪農家に支払える額、これはすなわち基準取引乳価ですね。その次には、先ほどから言っておりますように農家の経営と生活が安定をできる、これが保証乳価。
特に昭和五十六、五十七、五十八、こういうようにずっと高まってきておりまして、昭和五十七年度におきましては八・五二、それから五十八年度におきましては八・五四、こういうように、政府の基準取引乳価の基礎算定に使っております八・三六から見ますと実に〇・一六%の上昇を見ておるわけです。
これは、基準取引乳価を決定するいわゆる算定基礎の中で無脂固形分あるいは全固形分、脂肪率、こういうものが今日の牛乳の品質と実態に合っていない、そういう数値をそのままずっと当てはめて基準取引乳価の算出基礎にしておるわけです。こういう点については、農林省が膨大な機構を持っていてずさんだとは言えないわけですが、一体なぜこれを現在の乳質に合った基準に当てはめられないのか、この点についてお伺いしたい。
それに、これは乳脂肪に限って申し上げたいと思いますが、三・二以上のものはそういうことで吸収されても、三・二以下の基準取引に示される脂肪率においての損失というのは依然として農民の側から免れることはできない、こういうことが言い得ると思うわけでございまして、これはできるだけ近い将来、この基準取引乳価算定の改善といいますか、そういうものをぜひ実現をしてもらわなければならないし、できるならば今年の乳価算定の中
次に、今の不足払い制度の中では、保証乳価は生産農民の経営を守る、そして基準取引乳価は乳業のいわゆる経営安定を図る、こういう二重の性格があると思うのです。
単に保証乳価だけではなくして、基準取引乳価についても十分検討しなければならない年だ、こう思うのですけれども、この点についての見解はいかがでしょうか。
たとえば加工原料乳の場合は、これは乳製品の市場価格からいわゆる逆算方式で基準取引乳価というものがきめられているわけですからして、これはメーカー側は全面的に了承しているわけですね。
ですから、私の言わんとしているのは、現実に行なわれておる加工原料向けの乳価と、それから基準取引乳価というものを平面的に比較して話をしているだけなんですから、ですから、あなた方のほうで加工用原料乳向けの乳価というものは混合乳価というものしかないのだということをおっしゃらずに、その出された資料なんですから、それはありますよ、しかし、それそのものが一銭一厘まできちっと数字が合ったものじゃありませんと、こうおっしゃるのならわかります
そうすればその資料によって、加工原料向けの乳価が現在の基準取引乳価よりも高いというならば、これはそのとおりに認めて、それからものを考えていかぬというと、あなた万も基準がなくなってしまうでしょうし、われわれもなくなってしまいますよ。