1948-06-23 第2回国会 参議院 予算委員会 第37号
そこで政府の考え方といたしましては、この基本物價をたびたび上げることを阻みながら、財政力を以て阻みながら、一面において大きな財政負担にならんというような程度で、言い換えますれば、財政力の有する範囲において、一方において基本的な物價を引上げないというような方針で、物價全体に影響することを財政力で以て抑えるというような方針を立てることは、今のような段階において必要である、かように考えまして、今回の予算では
そこで政府の考え方といたしましては、この基本物價をたびたび上げることを阻みながら、財政力を以て阻みながら、一面において大きな財政負担にならんというような程度で、言い換えますれば、財政力の有する範囲において、一方において基本的な物價を引上げないというような方針で、物價全体に影響することを財政力で以て抑えるというような方針を立てることは、今のような段階において必要である、かように考えまして、今回の予算では
だがしかし、基本物價が、官僚の勝手な、インチキ極まるものでは、問題でない。実質実行價格でなければならない。他の諸物價、労賃との公平が保たれている、すなわち、パリティ計算の原理である諸物價との均衡が絶対に必要であるのであります。諸物價の改定を常に同時に行わなければならないのであります。しかも農民は、昨年の収入で本年を経営しなければならないものであります。
実は先般七月の際は、私共ああいうような非常措置を政府としては採りたくはなかつたのでございましたが、関係方面、その他基本物價との均衝を得た政策の発表の関係上、僅か三日程前に発表するというような非常措置を採りましたが、事務といたしましては一週間ございますれば十分でございます。