2013-04-04 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
その上、首相と政府が国会のチェックから制度の上でも切り離されたら、それによってもたらされるのは、執行権力の独走体制だということで、首相公選制の導入に反対し、議会制民主主義を守り抜くという立場を明らかにしました。 先ほど来紹介もありますイスラエルのことについても、史上初めて導入されたということで憲法調査会でも調査に行って、それを踏まえて、それは失敗だったというのが共通した声だったと思います。
その上、首相と政府が国会のチェックから制度の上でも切り離されたら、それによってもたらされるのは、執行権力の独走体制だということで、首相公選制の導入に反対し、議会制民主主義を守り抜くという立場を明らかにしました。 先ほど来紹介もありますイスラエルのことについても、史上初めて導入されたということで憲法調査会でも調査に行って、それを踏まえて、それは失敗だったというのが共通した声だったと思います。
そういうポジションに置かれた執行権力及び与党は、懐深く、ちゃんと粘り強く国民の前で公開の議論をして、どちらを支持してくれるのかやってみればいいじゃないですか。 それを、ほとんど時間をかけず、両院協議会はすべて形式的にノーを言い続けて、それで新しい合意形成を図る、そんな気はさらさらなくて、三分の二、あるいは三十日が切れればいい、六十日が過ぎればいい、そういうやり方ばっかりじゃないですか。
あるいは、大統領や直接選挙で選ばれる執行権力と議会権力の多数派が政治的な基盤が異なる場合も多々ある。さあ、どうするのかというのが、今の先進国の議会制民主主義といいましょうか、議会もある民主主義の中の知恵の出しどころじゃないですか。 だから、アメリカは上下両院の議決がこの間も異なったんですよ。それから、予算は議会予算局でそもそもつくることになっているお国なんですね。
昨日まで首長の部下として仕えてきた幹部職員OBを選任している団体がそういう意味では大半だと、こういう状況で、首長の絶対絶大な執行権力に対して住民の利益を代表すべき監査の独立性が脅かされていることを指摘せざるを得ない。
収入役が執行権力を正しく分有して、経営責任を首長や助役とともに果たすようにすることの方がむしろ必要ではないか。 本当に実情に合った話なのかと。何か別の思いがあるのか、先ほどおっしゃったことだけがそういう目的なのか。ちょっと私はこれ、逆行しているんじゃないかなという感じがしてならないんですが、もう少し御説明があればお伺いします。
警察というのは強力な執行権力を持つ専門家集団でございますから、その運営が独善的にならないように、市民の代表である公安委員会が警察組織を管理するというシステムでございます。民主的な警察制度を担保するものとして、大変重要な役割を担っていると考えております。 さて、その公安委員会制度でございますが、平成十一年秋以降の一連の警察不祥事をきっかけといたしまして、平成十二年に警察法の改正が行われました。
国会法百二条の六で、「日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行う」という立場に立つのであれば、憲法九条の規範とそれに反する憲法現実との矛盾を安易な規範変更によって解決するのではなくて、長期的な視野に立って、違憲の憲法現実を違憲でない方向に近づける地道な努力をしてこそ、これは真の現実主義ではないか、こう私は考えておりまして、日本国憲法前文、九条の積極的な平和主義を高く評価する私の立場からすれば、軍を含む執行権力
しかし、先ほども曽根参考人からも詳しくお話がありましたように、この問題というのは、憲法四十一条が定める、いわゆる「国会は、国権の最高機関」であるということを初めとして、憲法体系全体を崩す大変不安定な制度だという点で、私たちは首相と政府を国会から独立させて執行権力の独走を招くんじゃないかということを指摘しております。
そして、首相公選制は、首相と政府を国会から事実上独立させて、執行権力を独走させ、国権の最高機関としての国会の地位を制度的に脅かす危険を持つものであります。そうした危険について首相はどう認識しているのですか。
警察というのは強力な執行権力を持つ専門家集団ですから、そこでの運営が独善的なものにならないように、つまり国民から離れてしまうことのないように、民衆の代表である公安委員会が警察組織を管理するというシステムが特に必要と考えられたわけでございます。
それだけに、われわれが何よりも自戒しなければならないのは、執行権力の増大に対する監視であり、法と制度によるその制限であり、議会政治の充実であります。しかるに、いまや、議会内においても、総理大臣佐藤榮作君をはじめとして、官僚勢力はしんしんとして議会内に浸透し、官僚勢力は、いまや政治の中枢を侵している現状であります。
若しこのままなされて行くならば、我々が憂うるのは、單に日本の國会が非常に權限が少くなり、又権威のないものになり、日本の政府の執行権力が非常に強くなるというだけではないのであります。それだけではなくて、もつとこの中には由々しき問題が含まれるのであります。