2011-12-07 第179回国会 参議院 本会議 第11号
なお、実際に今後復興庁ができてから予算の査定権限も与えたらどうだということでございますけれども、予算執行官庁以外の主体が客観的に予算を査定するということで予算の過大計上や不必要な施策への予算措置を防止するという面、さらには税収の動向や公債の消化の可能性等、歳入面での状況を認識する必要があることからいえば、復旧・復興もこれまでの編成とは例外ではないと考えておりますので、財政法の十八条に定められております
なお、実際に今後復興庁ができてから予算の査定権限も与えたらどうだということでございますけれども、予算執行官庁以外の主体が客観的に予算を査定するということで予算の過大計上や不必要な施策への予算措置を防止するという面、さらには税収の動向や公債の消化の可能性等、歳入面での状況を認識する必要があることからいえば、復旧・復興もこれまでの編成とは例外ではないと考えておりますので、財政法の十八条に定められております
○国務大臣(尾身幸次君) 予算の執行につきましては執行官庁の責任において行われることになっておりますが、御指摘のとおり、IT関係の予算と個別の事業の予算につきましては、各執行官庁が執行実績を把握することは適切な予算執行に関する評価やあるいは予算要求を行っていく上に必要なことだと考えております。
やはり、今回の省移行に関しては、執行官庁から政策官庁への転換ということが一番重要なポイントではないかと考えております。政策官庁として政策を立案していくためには、その基礎となる調査研究あるいはデータの蓄積、そういった機能がこれまで以上に重要になってくるのではないかと思います。
このため、PIO—NET、経済産業省あるいは警察庁といった法執行官庁と接続した場合には、PIO—NETに蓄積されております消費者の生の声、例えば多重債務に陥っている方、そういった方とか、あるいは出会い系のサイトの閲覧で架空請求されたといった、家族にも余り知られたくないような、本当に生の声が入っているといった問題がございます。
ただ、いずれにいたしましても、正に執行の関係でございますので、事実関係につきましては執行官庁にお尋ねいただければというふうに考えております。
それで、これは個々の執行官庁においてきちっとその要件を判断してやっていただくということでありますけれども、今おっしゃいましたように、私、法を所管する立場から申しますと、透明性とか効率性というものは、きちっと随意契約によっても担保されているかということがなければなかなか制度に対する信認が難しくなると、おっしゃるとおりだろうと思います。
ですから、こういうそれに当たるかどうかの判断については、これは、もちろん予算の執行に当たる執行官庁において先ほどのような要件があるかどうか判断してやっていただく、こういう形になっております。
○谷垣国務大臣 それは、具体的にまず判断するのは執行官庁で判断していただくわけですし、執行官庁が、どういう行政目的を持ってどういう手段が必要なのか、まずそれは第一義的にきちっと判断していただかなければいけないので、私は、その第一義的な判断について今云々する立場にはございません。
ですから、その執行を行うときに、その執行官庁の責任者がこれが適法かどうかということを判断していただいて契約をしていただく、こういう仕組みになっております。
各執行官庁において責任を持って履行していただくということが必要だと思います。 ただ、若干年度末に寄ってくることも、今の公共事業なんかの例ではそういうこともあろうかと思いますし、それ以外でも、履行期限が年度末となっていたり、あるいは、年度途中に突発的なことが起きてくるために、年度末に執行することにしてまあためておこうとか、いろんなことがあるんだろうと思います。
したがいまして、細部においてはある程度の執行の弾力性を、弾力性といいますか、執行官庁に任せるということも必要だと思います。全部、一字一句全部査定のときと同じものに使われてなきゃいかぬということはないと思っておりますが、他方、その執行実績をもう少し査定官庁としても把握する必要があると。
それから、この架空計上というものがどういうものかということでございますけれども、現実には、予算は執行は、何というんでしょうか、執行官庁に任せなければならない面がありまして、どこまで縛るのが効率的かということもございますけれども、実態と懸け離れた要求を何年も続けるというのはやはり、幾ら弾力性が必要だということになっても私はやっぱりおかしいんだと思っております。
○杉本政府参考人 先生御指摘の予算参考書の積算とその執行の実態が乖離しているという点でございますが、予算の執行は執行官庁の責任のもとで効率的、効果的に執行を行っていただくというのが基本だと考えておりますが、問題とされております事業のように、支出実績がない費目を特段の理由なく積算に含めるということは適当でないと考えております。
細部の使い方については、それぞれの執行官庁に責任を持ってもらうということが必要だろうと思うんです。 そこで、要するに予算執行調査というようなことを始めましたのも、全部にわたってやるとなると物すごい膨大な作業量になりますので、やはりそのときそのときで必要なものを取り上げて、今委員のおっしゃったようなことまでチェックしながら、翌年に生かしていこうという試みを始めているわけでございます。
もちろん、財務省としても、これまで特別会計含めて事業の執行調査も行っておりますし、またそれぞれの執行官庁におけます事業評価なども今徹底をさせていただいているところでございます。
ただ、執行官庁におきまして、それぞれの経費の目的、性格に沿いまして、経費の無駄遣いとの批判を受けることのないような適切かつ効率的な執行ということをしていただく必要があるということは申すまでもないことでございます。
それから、こういう人当庁費を含む庁費の執行については、これは各省各庁、つまり執行官庁の長の責任において適正かつ効率的な執行を行っていただくべきものでございます。
これほどのことが起こっていて、一元的には執行官庁の責任だなんて言われたら、どれをもって財務省はフィードバックするんですか。皆さんがなさっている、今財務省の皆さんが頑張っていることは絵にかいたもちだとおっしゃったのと同じなんですよ。そんなことを言いたいんじゃないんでしょう。
ただ、さっきの繰り返しになりますが、執行自体はあくまで執行官庁が責任を持つ。我々、予算の査定は、さらに執行調査等を踏まえて厳格にやりたいと思っております。
ただ、予算の執行自体は執行官庁の責任でありますから、やはり執行官庁が責任を持ってきちっとやっていただくということが当然の基本だろうと私は思います。
○谷垣国務大臣 今、社会保険庁からいろいろ御答弁がありましたけれども、厚生労働大臣が記者会見されまして、調査チームをつくって早急に調査を遂げようということでやっておられると承知しておりますので、私ども、まず執行官庁である厚生労働省において実態をよく調査していただいて、それを踏まえて適切に我々も対処しなきゃならないと思っておりますので、その調査結果を我々はきちっとフォローしたいと思っております。
ただ、予算の適切な執行ということになりますと、まず査定をきちっとやるということが大事でありますけれども、執行自体は執行官庁の中でやはり厳正な執行ができるような仕組みをまず第一義的には作っていただかないといけないことだろうと思います。
まずはそれぞれの執行官庁でそこをどうしていくかということは工夫をしていただかなきゃいけないし、適正なものを作っていただくように執行の適正を図っていただかなければならないと思います。
この委員会の参考人質疑でも議論になりました、本日も議論になりましたニュー・パブリック・マネジメントという発想があるわけですが、これが、参考人の中でも警鐘が鳴らされましたけれども、単に執行官庁に予算の執行の弾力性を与えるということだけでは終わってはいけない。そうであるとしたら、だれがチェック機能の責任を担うのか。
そこで、二つ申し上げられると思いますが、一つは、執行官庁でこういう場で行われた議論をやっぱり正面から受け止めてもらって、自分のところのもちろん内部規律の保持ということも必要でありましょうし、執行の是正をどう図っていくかというこの問題をそれぞれ真剣に取り組んでいただくということが私は必要だと思います。
財務省の査定もできるだけ、何というんでしょうか、きちっとした実際の実情に応じた査定をしなければならないのはもちろんでありますし、過去のいろいろな不適切なものは十分後に生かしていかなければなりませんけれども、まずやはり執行官庁の中においても適切な執行をしていただくということがなければ、別に私はすべて性善説に立っているわけではありませんけれども、まずやはり執行官庁において適切な執行をして、それをチェック
ただし、今申し上げましたように、会計法令上の手続の規定の適用はございませんが、取扱責任者たる本部長において支出されたものは国がその目的を達するために支出した公金という性格を失わないものでございますので、そうしたものである以上、予算執行に責任を負う各執行官庁において、当該資金の管理、使用をその使途に照らして最も妥当と認められる方法によって行うべきものであるというふうに考えております。