2018-03-28 第196回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
翌三月に、調査結果を受けまして、国立・国定公園の第二種、第三種特別地域の中から垂直掘削と地熱発電所の設置が可能となるよう環境省に申入れをいたしまして、環境省も、風致又は景観の維持に著しい支障を及ぼさない場合という条件付ではありますが、これを受け入れてくれました。これにより、地熱発電の開発が一歩前進いたしました。
翌三月に、調査結果を受けまして、国立・国定公園の第二種、第三種特別地域の中から垂直掘削と地熱発電所の設置が可能となるよう環境省に申入れをいたしまして、環境省も、風致又は景観の維持に著しい支障を及ぼさない場合という条件付ではありますが、これを受け入れてくれました。これにより、地熱発電の開発が一歩前進いたしました。
申し入れの主な点は三点あったんですが、まず、国立・国定公園の特別保護地区、特別地域を含め、どのエリアでも地表調査を行えるようにしてくれ、二点目として、現在開発が計画されている地域を念頭に、先行事例として、国立・国定公園の第二種、第三種特別地域の中からの垂直掘削と地熱発電所の設置が可能となるよう、関係省庁と協力して、優良案件の形成に努めてもらいたい、そして三点目として、国立・国定公園の特別保護地区及び
その対象地域におきましては、保全との調和が図られる場合について垂直掘削や発電所建設を認めていくことができるという取扱いといたしました。 また、こうした発電事業用の地熱開発以外に、地域のエネルギーの地産地消などのために計画される、より小規模な地熱発電であれば第二種、第三種特別地域においても認めていくということで、積極的な推進も図っていこうということに取扱いとしてしたところでございます。
そのためには、今環境省の話もございましたが、自然公園内で垂直掘削をやるに当たって、環境省を初め関係省庁としっかり議論をして、今おっしゃった、一歩前に踏み出しての調和、いわゆる地熱開発と環境、景観の調和というものを図っていきたいというふうに思いますし、もう一つは、やはり地元の皆さんの納得する形で、連携をとりながら地熱開発を進めていきたいというふうに思っています。
国民生活をどのように守っていかなければならないのかという観点のもとに、私は、この第二種、第三種の地域においては、やはり垂直掘削も認めていただくことが必要なのではないだろうかというふうに思っております。 もちろん、環境省の皆様方の立場もわかりますが、ぜひ、そういった思いも込めてお答えをいただきたいというふうに思います。まず環境省から、副大臣からお願いいたします。
そこで、今委員お尋ねの二種、三種地域での垂直掘削、いわゆる直掘り、これを認めてはどうかという御意見でございます。 このことも今、検討会、そしてまたエネ環会議でも論議しておりまして、国立・国定公園内の自然環境の保全と再生可能エネルギー、つまり、保全と利用のバランス、これを高いレベルで調和させるための優良事例の形成に向けた取り組みの可能性についても議論されております。
しかしながら、これらは、自然公園内で垂直掘削ができないと開発に着手できないと聞いております。つまりは、傾斜掘削では、開発リスクが高まったり、コストが増大をしてしまったりということであるわけでございます。 これは、自然公園内で垂直掘削を可能とすることは非常に重要であり、最近の技術を生かして、環境に調和した形で地熱開発が進められるように、関係省庁と議論を進めてまいりたいと考えております。