1987-11-10 第110回国会 参議院 運輸委員会 第1号
関係者の説明によりますと、施工に当たっては最長二千百五十メートルの実績を誇る水平先進ボーリングによって前方の地質、湧水状態を確認しながら軟弱箇所にはセメントミルクと水ガラス注入により止水し、掘削を行うなどの新技術を駆使して先権導坑、作業坑、本坑の順に工事が進められましたが、津軽線、江差線の在来線改良工事を含めて完成した場合、現在の鉄道連絡船の所要時間三時間五十分から約二時間に短縮されるとのことでありました
関係者の説明によりますと、施工に当たっては最長二千百五十メートルの実績を誇る水平先進ボーリングによって前方の地質、湧水状態を確認しながら軟弱箇所にはセメントミルクと水ガラス注入により止水し、掘削を行うなどの新技術を駆使して先権導坑、作業坑、本坑の順に工事が進められましたが、津軽線、江差線の在来線改良工事を含めて完成した場合、現在の鉄道連絡船の所要時間三時間五十分から約二時間に短縮されるとのことでありました
起こりました場所は、奥部第二立て坑本坑底付近でございまして、特免区域にはなっていない。いわゆる管理者の許可なくしては火を使えない場所でございます。罹災者の数は死亡者一名、重傷者十五名、合わせまして十六名。これは二人の直轄係員と一名の請負組係員、さらに十三名の請負組夫の方、計十六名となっておるわけでございます。同炭鉱の労務者数は、四十二年十一月末現在で千八百十七名。
夕張炭鉱は、第一丁未坑及び第二坑本坑よりなり、今回事故の発生を見た丁未坑は最上区域と千歳区域に分かれ、現在おもに稼行している区域は最上区域であり、千歳区域は水力採炭を行なうための準備を進めていたのであります。
次に、今回の災害は、二月一日午前一時五十分ころ、第二坑本坑において坑内爆発事故が発生し、急報によって救護隊が出動し、当時の入坑者の救護に全力をあげるとともに、坑内火災の消火探見を同時に行なったのであります。
(拍手) この事故の原因については、なお慎重なる調査の上に結論が出されることと思いますが、現在までの発表によりますると、二月一日一時五十分ごろ、北海道炭礦汽船株式会社夕張鉱業所第二坑本坑坑内において突然ガス爆発が起こり、入坑者六十二名中、死亡三十五名、重傷二名、軽傷六名、行方不明四名、この四名は、再爆発のおそれありとして、生死不明のまま、むざんにも、消火給水のためやむなく放置されておるのでありまするから