1991-10-03 第121回国会 衆議院 建設委員会 第2号
労働安全衛生法があって、安全対策がいろいろとられていると思うのですが、今回の事故の場合は坑内電話はあったようであります。切り羽のところから百メートルのところまで電話がついておったようでありますが、これが有効に使われなかったということでございます。そのために、連絡のために坑内に入った方が犠牲になられたということでもございます。
労働安全衛生法があって、安全対策がいろいろとられていると思うのですが、今回の事故の場合は坑内電話はあったようであります。切り羽のところから百メートルのところまで電話がついておったようでありますが、これが有効に使われなかったということでございます。そのために、連絡のために坑内に入った方が犠牲になられたということでもございます。
実は私、あの悲惨な事故当日に現地に張りついていた者の一人として思いいたしますことは、しがみつく坑内電話に次々と入る犠牲者の数、そして抗底の切り羽に閉じ込められた十五名の方々との悲痛な会話、その間祈るようなまなざしで見送った救命隊の二次災害の悲報が入る。そして、つい先ほどまで連絡を取り合っていた十五名の方々との会話もとだえて、犠牲者の数も定かにつかめぬ。
○林参考人 これは各毎方おりましたので、坑内電話、あるいは集中監視装置には指令室がございますので、指令室から各現場に警戒警報を発しまして避難をさせたわけでございます。
○参考人(藤田雅弘君) 私どもが湯沢のトンネルのああいう火災事故がございまして、幸いにも人命には支障はなかったわけでございますが、これを教訓といたしまして、労働基準局長からの御通達もございましたので、私どもといたしましていたしましたことは、坑内電話は大清水トンネルにはこれはずっと備えてございました。
それと坑内電話機、消火器、避難用具等の配置個所が停電時でもわかるような表示をやっていきたい。 それから四番目には、坑内外の電話機による連絡のほかに、非常ベルであるとかサイレンそれから電灯の点滅等によりまして異常を視覚に訴えて何らかの措置をする連絡設備、そういうものを早急に整備していきたい。 五番目には、緊急時における早期避難の教育とその訓練の実施を徹底いたしたい。
三番目に、坑内電話、消火器、救助用具の置き場等は、坑内照明が断たれた場合でもその所在が確認できるように表示灯の整備を図る。四番目に、入坑者に対し緊急事態を知らせる手段を停電時にも対応できるように対策を図る。五番目に、緊急時における早期避難の徹底、それから避難訓練の実施を図る。
ただ残念ながら、御指摘ございましたように、坑内電話はございましたが、それ以外のものは、貫通をしてしまったものでございますから、ほかにもいろいろな装置はあったのでございますけれども、それを取り外してしまった、それから完成しました後の安心感と申しましょうか、ジャンボを解体するというふうな、言ってみますれば本格的な作業とは申せないような仕事でもあったろうというようなこともあわせ考えますと、あるいはそこに一瞬
○川島参考人 お尋ねがございましたように、実は今度の教訓に学ぶところが大変多いわけでございますが、今回の場合には、二月の十九日に貫通を見たものでございますので、連絡手段としましては、残念ながら坑内電話しかなかったわけでございます。
それから、最後にもう一つございますが、青函トンネルなんかの場合につきましては、重々その点は整備されておるわけでございますけれども、今回のような非常時の場合の連絡回路と申しましょうか、伝達の回路を多重化すると申しましょうか、今回は坑内電話が貫通いたしました直後でありましただけに、ほかにもいろんなあれはあったのでございますが、全部取り払いまして最後に残りましたのが坑内電話だけでございました。
さらに坑内電話による連絡も不成功に終わり、かくして採掘現場、この六片、七片、八片、九片、十片、この辺で採掘をやっていた労務者であります。その労務者に緊急退避の連絡がとれず、坑内に閉じ込められた七十一人は、ついに煙のために窒息あるいは一酸化炭素中毒によって死亡したものであります。 この事故に関して究明すべき点は、第一に火災発生原因であります。