2001-12-03 第153回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
そこで、今日まで多くの炭鉱が、あるときには坑内火災や爆発事故、そしてまたあるときには日本のエネルギー革命の中で、閉山を余儀なくされた。七百から八百とも言われております炭鉱が、今、北海道と長崎の池島だけになって、そして池島が閉山に追い込まれた。しかし、最後まで、そこまで生き延びてきたこの二つの炭鉱、この炭鉱についてどんなに評価をされておるのか、大臣の御所見を賜っておきたい。
そこで、今日まで多くの炭鉱が、あるときには坑内火災や爆発事故、そしてまたあるときには日本のエネルギー革命の中で、閉山を余儀なくされた。七百から八百とも言われております炭鉱が、今、北海道と長崎の池島だけになって、そして池島が閉山に追い込まれた。しかし、最後まで、そこまで生き延びてきたこの二つの炭鉱、この炭鉱についてどんなに評価をされておるのか、大臣の御所見を賜っておきたい。
○佐々木政府参考人 炭鉱の保安確保につきましては、従前より、生産活動の大前提として万全を期してきたところでありますが、両炭鉱において坑内火災あるいは自然発火という生産活動に大きな支障を与える重要な災害が発生したことについては、まことに遺憾であり、また、残念でもありました。
昨年の池島炭鉱の坑内火災事故、本年初めの太平洋炭鉱の自然発火、本当に残念でなりません。私は、この委員会で、これまで、日本の石炭産業の存続のために決定的に重要なことの一つが保安の確保だということを繰り返してきました。平沼大臣も、この問題で、通産大臣でいらっしゃったときに議論したことがありましたね。
しかし、昨年の二月、思わぬ坑内火災ということで、操業一時停止という大変残念な結果にもなりました。しかし、私は、これを一つのばねにいたしまして、さらに地域の経済のためにも、あるいは国の政策のためにも頑張っていただきたいと思うわけです。
なお、九州鉱山保安監督部は、災害発生直後の二月二十二日に、学識経験者から成ります坑内火災分科会を設置いたしまして、再発防止対策について技術的な助言等をいただき、炭鉱の対策に反映させているところでございます。 また、炭鉱のこれらの対策については、鉱務監督官が常駐いたしまして、実施状況を適宜検査し、追跡してきたところでございます。
二 池島炭鉱の坑内火災事故の原因究明と徹底した再発防止策を講ずるとともに、操業体制の円滑な再構築と今後の保安体制整備等について格段の助成策を講ずること。 また、生産再開に至るまでの同炭鉱への金融支援と影響を受ける従業員、中小零細企業等対策に最大限努力すること。
二月二十四日のこの委員会で、池島炭鉱の坑内火災についてお尋ねをしました。現在、火災はどのような状況か。先月二十五、二十六日には九州鉱山保安監督部が設置した坑内火災対策検討分科会のメンバーの方々が坑内に入られた、こう聞いておりますが、研究者、専門家による調査の所見はどうであったか、環境立地局長に事実関係を答えていただきたいと思います。
坑内火災の発生箇所付近ではこれらのセンサーがどのように配置されていたか、また、今回の火災で鉱山保安機器がどのように役に立ったか。
今回の坑内火災で、直近の保安検査はいつどのようにして実施されたか、また、第二南卸水平坑道の火災発生箇所付近の検査はどうだったか、そして、これらの保安検査でもし何らかの問題点が明らかにされたとすれば、どのような事項について指摘をされたか、そのことについてお答えいただきたいと思います。
深谷通産大臣は昨日の所信表明で、「先般発生しました長崎県の池島炭鉱の坑内火災につきましては、幸い罹災者はありませんでしたが、二次災害の防止に万全を期しながら、早期の鎮火に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。」このようにお述べになった。私は、この問題に絞って、きょうは両大臣と、それから先ほどの理事会で確認されたお二人の政府参考人から答弁をお願いしたい、こういうふうに思います。
なお、先般発生しました長崎県の池島炭鉱の坑内火災につきましては、幸い罹災者はありませんでしたが、二次災害の防止に万全を期しながら、早期の鎮火に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。 今後とも、石炭政策の完遂に向けて最大限努力してまいる所存でございますので、土肥委員長初め委員各位の御指導と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
そしてまた、我が国は過去、坑内採掘特有の災害でありますガス爆発や坑内火災によって多数の人命を失っておる、そういった悲惨な歴史を持っておりますが、先ほどの状況もありますように、通気やガス抜きボーリングや集中監視システム、こういった技術開発を進めて、関係者の懸命な努力によって、保安技術のレベルが確実に向上しております。
○説明員(長田英機君) この退職条件につきましては、現在労使間で交渉中でございますが、この幌内炭鉱は昭和五十年の坑内火災以降、他の炭鉱に比べまして賃金水準が低く据え置かれてきたということは事実そのようなことだと思います。
先生御指摘の現場における研究、これはこの中で行っておるものでございまして、関係業界と協力いたしまして、各炭鉱の坑内の現場試験を行っておるものでございまして、例えばガス突出あるいは山はね、自然発火、坑内火災など、各炭鉱に即応いたしました災害防止技術の高度化、実用化の促進を図っていくということでございます。
しかし、この間、五十九年一月の三池炭鉱、これは有明鉱でございますが、におきます坑内火災、六十年四月の高島炭鉱のガス爆発、それから同年五月の南大夕張でございますか、これもやはりガス爆発でございますが、この重大災害が発生したことで国内炭の生産量が五十七年度千七百四十一万トンでございましたが、これが六十年度には千六百四十五万トンということで減少傾向をたどっておるということでございます
その後、私たち一行は、増川開口部からモーターカーに乗車しまして、千分の十二という緩やかな斜傾度の本抗を進みまして、定点、横取基地、第二連絡抗のそれぞれの現場に立ち寄り、坑内火災が発生した際の排煙、乗客の避難誘導の施設等を視察いたしました。
保安面では、百万人当たりの災害率が着実に減少しているなど全体としては改善の方向にありますが、三池炭鉱坑内火災事故、高島炭鉱ガス爆発事故、南大夕張炭鉱ガス爆発事故と、多数の罹災者を伴う重大な災害が発生しましたことはまことに遺憾であります。また、採掘条件は、深部化、奥部化の進行に伴い悪化しておりますが、労使の協力、合理化の進展によって生産能率は着実に上昇してきております。
当炭鉱は、去る五十九年一月、有明鉱において死者八十三名を出す坑内火災事故を起こしておりますが、この教訓を踏まえ、六十二年度から二カ年計画で四山、三川、有明の各鉱な大がかりなコンピューターを利用した保安情報処理装置を導入し、坑内の環境及び設備を総括的に監視し、緊急事態発生に即応するシステムを完成させるとともに、各種保安対策の実施並びに新技術の開発に取り組んでおります。
○黒田(明)政府委員 三池炭鉱坑内火災事故、高島炭鉱ガス爆発事故、それに南大夕張炭鉱ガス爆発事故につきましては、それぞれその原因を徹底的に究明するために、有識者からなります事故調査委員会を設置いたしまして調査を実施したわけでございますが、既にいずれも調査報告書が取りまとめられております。
(5) 昨年一月の三井石炭鉱業三池鉱業所有明鉱の坑内火災事故に引き続き本年四月の三菱石炭鉱業高島礦業所及び五月の同鉱業南大夕張礦業所の坑内ガス爆発事故など、この一年間に繰り返し発生した事故は、生産重視と保安対策の不備による人災ともいえる惨事であり、昨年本院において炭鉱事故再発防止の決議が行われ、また、毎年、国から補助金が交付されていたにもかかわらず、このような事態が繰り返されたことは極めて遺憾である
次に、この六月を期しまして重大災害撲滅基盤確立月間を設定し、坑内構造を初めといたしまして諸設備あるいは保安管理監督体制、作業手順、点検の方法等につきまして徹底的な見直しを行い、ガス爆発、ガス突出、自然発火、山はね、坑内火災という重大災害を未然に防ぐための基盤を確立することにいたしております。
第七次石炭政策が六十二年の三月末で対策期間を満了するのに伴って、今第八次石炭政策の検討時期を迎えていますが、まことに残念なことに、昨年一月の三池炭鉱有明鉱の坑内火災に続いて、ことしに入って、四月二十四日長崎県の高島炭鉱で、また五月十七日には北海道の南大夕張炭鉱でそれぞれガス爆発があり、この三件だけで百五十六名に上るとうとい人命が奪われているのが実態であります。
(5) 昨年一月の三井石炭鉱業三池鉱業所有明鉱の坑内火災事故に引き続き本年四月の三菱石炭鉱業高島礦業所及び五月の同鉱業南大夕張礦業所の坑内ガス爆発事故など、この一生間に繰り返し発生した事故は、生産重視と保安対策の不備による人災ともいえる惨事であり、昨年本院において炭鉱事故再発防止の決議が行われ、また、毎年、国から補助金が交付されていたにもかかわらず、このような事態が繰り返されたことは極めて遺憾である
昨年の一月、三井石炭鉱業有明鉱の坑内火災事故に引き続き、本年四月には三菱石炭鉱業高島砿業所、五月に同鉱業南大夕張砿業所の坑内ガス爆発など、短期間にしかも一瞬のうちに多くのとうとい人命を奪った事故が発生いたしました。これら一連の事故から明らかにな りましたことは、企業側の初歩的なミスによる不備な鉱山保安対策に加え、国の鉱山保安監督行政にも財政面から大きな問題を残しております。
五十九年の一月の三井三池有明鉱は坑内火災。六十年四月の三菱高島砿、これはガス爆発ですが、調査中。現在も南大夕張、調査中と、こういうことで火源というのは大体発破、それから静電気、こういうことがこれは最近は言われているようですね。火源というふうに見られている。
昨年の一月に三池炭鉱坑内火災事故が起こり、またことしに入りましてから四月に長崎県の高島炭鉱ガス爆発事故、そして引き続いて先月十七日の北海道南大夕張炭鉱事故と、ほぼ一年半の間に三たび重大災害が発生いたしまして、多数のお亡くなりになられた方、また罹災者が出ましたこと、まことに遺憾でございまして、鉱山保安行政を担当しております通商産業大臣としてこの事態を極めて深刻に受けとめております。
八、三井石炭鉱業三池鉱業所有明鉱の坑内火災事故につきましては、事故以後、坑内火災対策に重点を置き鉱務監督官による特定検査の実施、事故調査委員会報告に基づく当面の坑内火災対策の実施等所要の措置を講じてきたところであります。
一年半の間に三つ重大な炭鉱事故が起こったわけでございまして、しかも貴重な人命が失われたわけでございまして、このことにつきましては先般梶原委員から御指摘になられました点も十分銘記をし、今後炭鉱事故が、本当にこうした不幸が引き続いて起きることのないように、保安対策についての議決を謙虚に受けとめまして、議決の趣旨を体し、事故原因の究明と抜本的な坑内火災対策の確立に向けて鋭意取り組んでまいりたいと思っておるところでございます
そうすると、どんどんどんどん奥へ入っていく、深く入っていけば、地圧だって温度だってどんどん上がってくるし、ガスの突出、噴出あるいは湧出ですか、それから山はね、落盤、自然発火、坑内火災、それはもう先ほど御答弁あったとおりなんですね。これはもうどんどんどんどんふえることはあっても、自然条件としては絶対に減ることはないわけですね、中へ入っていくと。
これらの観点を踏まえまして重大災害防止をしていく必要がありますけれども、そういたしますと、ガス突出、ガス爆発あるいは山はね、自然発火、これらに基づきます坑内火災の防止、こういうものに重点的に取り組む必要があろうかと思われます。
そこで、通産省の方、おいでいただいていると思うのでお聞きしたいと思いますが、新聞の報道によりますと、爆発事故で坑内員が携帯していた緊急時避難用の一酸化炭素マスク、いわゆるCOマスク、これは昨年一月、八十三人という大勢の犠牲者を出しました三井三池有明鉱の坑内火災の際も、口にくわえることができないほどの高熱を出した、いわゆる欠陥マスクであるということを私どもの宮崎議員も何回か指摘しているところでございますけれども