1951-11-10 第12回国会 衆議院 水産委員会 第11号
先日の委員会でこの問題が論議されたのでありまするが、かつて農林大臣が北海道へ調査におまわりになつたとき、私もお供をしたのでありますが、弟子屈において坂本道議が農林大臣の歓迎及び陳情のために面会をしたのであります。
先日の委員会でこの問題が論議されたのでありまするが、かつて農林大臣が北海道へ調査におまわりになつたとき、私もお供をしたのでありますが、弟子屈において坂本道議が農林大臣の歓迎及び陳情のために面会をしたのであります。
坂本道議は、根室の漁民の中でもかような違反者のあつたことはまことに残念に思うがりつぱな漁民もおるのである。どうかわれわれまじめな漁民のほんとうの陳情を受けてもらいたいということで、私もあつせんして陳情を受けたのであります。
ところで坂本道議が、私どもはさようなよのでない、りつぱに法を守つて出漁しておるものである、一部の者がこうした煽動をしたものであつて、それらは漁業協同組合長であり、理事であり、専務である、かようなものと、ここへ来ておるわれわれ漁民とを一緒にされては困る、われわれはどこまでも自粛自戒しておる、国の法律を守つて出漁しようとして準備をしておつたものである、かように答えられたのであります。
しかも先ほど申したように、坂本道議は日本の漁民の民主化を叫んで、新しい漁業法の建前から、どうしてもかような不良の者らをやり玉にあげなければ、農林大臣の警告に対しても忠実でなかろうし、また根室の漁民全体の立場からいつてもこれをほつておくわけにいかぬというので、告発状まで出して今日争つているような状態になつているのであります。