2002-07-24 第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第25号
この謀議テープは、日本テレビ、NHK、テレビ朝日でも報道されましたが、実は、このテープを発見し証拠として提出したのが、あのオウム教に一家殺害された故坂本堤弁護士でした。これは坂本さんがその問題を取り上げている写真なんですけれども、坂本弁護士がその謀議のテープを見つけて明らかにしたわけですね。
この謀議テープは、日本テレビ、NHK、テレビ朝日でも報道されましたが、実は、このテープを発見し証拠として提出したのが、あのオウム教に一家殺害された故坂本堤弁護士でした。これは坂本さんがその問題を取り上げている写真なんですけれども、坂本弁護士がその謀議のテープを見つけて明らかにしたわけですね。
○参考人(岡田尚君) 一九九一年の夏に、私は北海道の紋別に、私の事務所でオウムに殺害された坂本堤弁護士のお母さんの坂本さちよさんと行ったことがあります。当時、坂本弁護士一家救出活動を訴えて全国を回りまして、紋別に行って訴えた集会の後、紋別の地で、いわゆる千四十七名の中の人たちと奥さんたち、家族の人たちが坂本さちよを激励する夕食会というのを催してくれました。
私は、当時私と同じ法律事務所に所属しておりました故坂本堤弁護士が殺害される、当時わからなかったわけですけれども、殺害される、いなくなるという事件があって以来、もう十年以上になりますけれども、オウム真理教と闘ってまいりました。
そして、地下鉄サリン事件ですけれども、特に私自身が印象に強いのは、三月の上旬に私ども、坂本堤弁護士と家族を救う全国弁護士の会というのを横浜で開いたんですが、これは全国から弁護士が集まりました。その場で私はオウム真理教の凶悪な実態について報告し、特にサリンなどの化学兵器を持っていることは確実であると。
昨日、すなわち十一月四日は、坂本堤弁護士一家がオウム真理教幹部に殺害されてちょうど十年目に当たります。 当時、国会内においても超党派による坂本弁護士一家捜索に関する議員団会議が結成され、私どもも警察庁など関係機関に捜索の強化を強く申し入れました。しかし、当時の関係機関の対応はいかにも緩慢で、打つべき手がないという状態で、オウム真理教に対する危機意識が感じられなかったとの印象でありました。
陣内大臣は、この法案が参議院で審議されている時期にテレビに出演し、オウム真理教による坂本堤弁護士一家殺害事件を利用して、坂本一家殺人事件はこの法律ができれば防げたと、通信傍受法成立に向けたキャンペーンの一翼を担う役割を果たしたのであります。この発言は、真実とも相違し、国民の理解を誤らせるものであり、盗聴法案の提出責任者としての資格のみならず、その重い責任が問われるものであります。
○海渡参考人 私は、坂本堤弁護士とは同じ国労という労働組合の弁護をしていましたので、その関係で知っております。 彼が行方不明になったときも、新聞等に出る前にそのことは聞いておりました。その段階から、周りにいる人たちは、オウム真理教が怪しいというふうに言っていました。現にその場にはプルシャが落ちていたわけですね。しかし、結局のところ、強制捜索は全然行われない。
○福島瑞穂君 しかし、警察の組織的犯罪と戦って緒方事件をやっていた坂本堤弁護士は、私と大森さんと同期ですけれども、逆にそのことによって捜査がおくれたのではないかとちまたで言われていたりすることもあります。大森さんがこの委員会でよく主張していらっしゃるように、むしろオウム真理教の犯罪捜査についてのきちっとした総括をされない限り、導入の根拠にはならないというふうに考えます。
さて、次にオウム事件の検証に移りますが、この事件がもともと大きな広がりを見せた事実上の発端は、一九八九年十一月四日の坂本堤弁護士一家の失踪でございました。三日後の七日、家族から神奈川県警に捜査願が提出されました。そして、十五日には県警は何と公開捜査に踏み切ったわけでございます。
さて、私は、十月の二十二日午後二時、横浜市の横浜アリーナで施行されました坂本堤弁護士御一家の葬儀に妻とともに参列させていただきました。二万五千名余りの弔問者で、会場に入り切れない多数の皆様方が広い葬儀場の周りに並んでおられました。広い会場は参列者でぎっしり埋まり、粛として声はありませんでした。すべての人々は、オウムに対する激しい怒りを抑えることができませんでした。
○諫山博君 坂本堤弁護士の問題にしましても、それから拉致されたのではないかと言われている問題についても国民は非常に大きな関心を持っていると同時に、特に拉致事件について言いますと、外国に連れ去られたのではないかということになりますと、これは日本の主権侵害にかかわる問題です。両方の事件について厳正に速やかに調査していただきたいと思いますけれども、警察庁長官、この二つの事件についてどう思われますか。
○諫山博君 最初に、横浜弁護士会所属の坂本堤弁護士一家の事件について質問します。今日までの調査の経過及び現状について簡単に説明してください。
○諫山博君 横浜市の坂本堤弁護士が家族ぐるみに行方不明になっています。神奈川県警が公開捜査に踏み切ったと報道されています。坂本弁護士の所属している横浜法律事務所では、あれは失踪ではなくて拉致だという言い方をしています。 この事件の捜査状況を報告してください。