1998-09-22 第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
ただし、私の最初の発言でも申し上げましたように、温暖化というのは、地面から出る赤外線が二酸化炭素に吸収されますので、地面付近は暖まるんですけれども、成層圏は逆に温度が下がるわけなんです。したがって、温度が下がるということは、大気が不安定になるという言葉を私たちは使うんですが、皆さんもよく、寒気が来ますと天気が悪くなりますとか大雨が降りますというふうに、上層に冷たい空気が参りますと天気が悪くなる。
ただし、私の最初の発言でも申し上げましたように、温暖化というのは、地面から出る赤外線が二酸化炭素に吸収されますので、地面付近は暖まるんですけれども、成層圏は逆に温度が下がるわけなんです。したがって、温度が下がるということは、大気が不安定になるという言葉を私たちは使うんですが、皆さんもよく、寒気が来ますと天気が悪くなりますとか大雨が降りますというふうに、上層に冷たい空気が参りますと天気が悪くなる。
この冷たい四気が上空に参りますと、これが非常に密度が大きくて重いものですから、それから地面付近では田在夏に向かっておりまして、気温が高くて地面付近の空気が軽い、そういうことで上空が重くて下が軽いという非常に不自然な、不安定な状態になります。そのため、これを解消するために非常に激しい上昇気流が起こりまして、この上昇気流が雷雨とひょうを起こす原因となります。
その気象観測におきましても、従来は地面付近と上層一般の観測は行なわれてきましたが、大気汚染の拡散に重大な関係のある高さ数百メートルまでの下層大気の状態につきましては、従来の観測は不完全と申してよいと思います。この点は十分に今後の観測施設の整備をはかる必要があると思います。
二度ぐらいになると地面付近ではマイナス二度ぐらいにもなつて来るので、場所によつては薄氷が張るというような状態で、これはまれに見る非常に低温なわけで、相当な被害があつたと思います。私の御説明は全部稲についての御説明ですから訂正いたします。