1955-06-17 第22回国会 衆議院 地方行政委員会 第23号
地財審議会の方は、その節約をある部分にとどめて、一兆百六十何億という数字が出ておるわけです。ところが政府の案はそれよりさらにどんどん切り詰めて、そうして九千八百二十九億という数字が出ておる。節約に対する程度、考え方は違うけれども、節約といろ点においては同じだ、こういうこと考えてよろしゅうございますか。同じことじゃないですか、ダブっておるわけじゃないでしょう。
地財審議会の方は、その節約をある部分にとどめて、一兆百六十何億という数字が出ておるわけです。ところが政府の案はそれよりさらにどんどん切り詰めて、そうして九千八百二十九億という数字が出ておる。節約に対する程度、考え方は違うけれども、節約といろ点においては同じだ、こういうこと考えてよろしゅうございますか。同じことじゃないですか、ダブっておるわけじゃないでしょう。
そんな程度のことで地方財政の赤字の問題を、ただ当面の対策にしろやろうとすることは、私は責任をちっとも感じておらない、こういうことに不満であると同時に、このようなやり方ではおそらく失敗に終る、私はこのような考えを持っておりますが、この地方財政の問題については、さらに地財審議会の委員等も参考人として呼んだ上で、なお大いに議論をしたいと思いますので、きょうはこの程度でやめておきます。
地財審議会が言っておるような実施不可能なことをやらせよう、こういうことをみずから政府自身が認めておるじゃないか、こういうふうに思うのですが、その点どうでありますか。
私のお聞きしたいのは、地財審議会の第二案に計いてあるような、一兆四百億という実際の規模が地方財政の大きさとして実態を現わしておるかどうか、これは正しいと思うかどうか、こういうことなんです。これはおそらくお認めになっておると私も思う。