2010-10-29 第176回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
まず地理A、これは清水書院で今配本されている教科書ですが、時間がありませんから尖閣諸島のところだけ申し上げますけれども、「日本の領土問題」の中ですね、「沖縄県の尖閣諸島については、中国が領有権を主張している。」という表現なんですね。それから次が、同じく清水書院の現代社会です。現代社会の中の囲みのところで「日本の領土問題」、「魚釣島など尖閣諸島については中国・台湾が、領有を主張している。」
まず地理A、これは清水書院で今配本されている教科書ですが、時間がありませんから尖閣諸島のところだけ申し上げますけれども、「日本の領土問題」の中ですね、「沖縄県の尖閣諸島については、中国が領有権を主張している。」という表現なんですね。それから次が、同じく清水書院の現代社会です。現代社会の中の囲みのところで「日本の領土問題」、「魚釣島など尖閣諸島については中国・台湾が、領有を主張している。」
近隣条項の件でございますが、地理のAとかBとかという高校の教科書でございますが、現在も、地理Aにおきましては八点中六点、地理Bについては六点中五点、竹島についての記述がなされてございまして、もちろん、教科書というのは民間が創意工夫を生かして著作、編集を行うものでありますけれども、そのような取り上げられ方がされております。
日本史A・B、地理A・Bの中から一つということになっています。公民もややこしくて、現代社会二単位だけれども、現代社会二単位又は倫理、政経の四単位がどちらかが必修だと。数学も、数学基礎と数学Ⅰに分けてどっちか必修。理科も、理科基礎か理科の総合のA、Bどっちかが必修と横に小さい字で書いてありますけど。
これを踏まえて、教科書においては、小学校社会科、中学校社会科地理的分野のすべての教科書及び高等学校の地理A及び地理Bの教科書において、一つは北方領土が我が国の領土であること、二つ目にはロシアに占拠されていること、三つ目には返還交渉を続けていることなどを記述されているところでございます。
そしてまた、これは清水書院のものでございますが、高校の地理Aという教科書、ここには、竹島については、「島根県に属する竹島には、韓国との領有権問題がある。沖縄県の尖閣諸島については、中国が領有権を主張している。」こう書いてあるんですよ。日本が主張しているとは書いてないんですよ。日本のものだとは書いてないんですよ。「韓国や中国と漁業協定を結び、漁獲量の割り当てや、操業水域の調整などが行われている。」
そういうことでございますので、国語におきましては、現代国語、古典I甲合わせて一科目、社会におきましては、倫理・社会、政治・経済、日本史、世界史、地理A、地理Bという六科目の出題をいたしまして、この中から選択いたしました二科目を試験場で選択するということでございます。それから数学につきましては、数学一般、それから数学I、二科目出題いたしますが、数学一般につきましては履修者に限りこれを受験させる。
さらに、高等学校に進みますと、地理Aで「国家の領域と国境」、地理Bで「世界の諸地域」の一環として位置、領域を示しておりますが、一層具体的なものを引用いたしますと、中等学校指導書社会編では、「領土問題、特に未解決の問題については、わが国が正当に主張している立場に基づいて、当面する問題の要点を的確に認識させることが必要である。」と、かように述べております。