2013-11-05 第185回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
地球観測分野では、陸地を観測する衛星である「だいち」、また温室効果ガスを観測する衛星である「いぶき」、また水循環またその変動を観測する衛星である「しずく」、こうした衛星の運用が行われ、日本のみならずアジア広域での気候変動、また大規模災害に対応した取組に活用されてきました。
地球観測分野では、陸地を観測する衛星である「だいち」、また温室効果ガスを観測する衛星である「いぶき」、また水循環またその変動を観測する衛星である「しずく」、こうした衛星の運用が行われ、日本のみならずアジア広域での気候変動、また大規模災害に対応した取組に活用されてきました。
日本におきましては、昨年九月に宇宙開発に関する長期的な計画というものを打ち出しておりまして、これには、社会的要請に対応する地球観測分野あるいは通信・放送・測位分野、これに重点化をした衛星開発をやろうということが一点。それから、H2Aロケットの標準型は民間へ移管をしていこう、民間活力をもっと増そうということ。
それから、地球観測分野におきましての国際協力の状況でございますけれども、非常にティピカルには、昨年の秋に打ち上げました熱帯降雨観測衛星TRMM、これが挙げられるのではないかと思うわけでございます。種子島よりこの衛星を打ち上げたわけでございますが、この衛星の開発の中心となりましたのはNASAでございます。
例えば、五カ国による国際宇宙ステーション計画というものをやろうとしておりますし、また地球観測分野で、日米仏のセンサーを搭載した、この間「みどり」が失敗しましたけれども、今後ともそのようないわゆる国際協力をやるというように伺っております。この辺の状況と考え方につきまして、どういう状況なのかお話しをいただきたい。
ようやく欧米の水準に迫る技術的能力を得た我が国は、これを一層活用し、地球観測分野等の人工衛星の開発、宇宙ステーション計画への積極的な参加を初めとして、将来の無人有翼往還機の技術基盤の確立等、この分野の研究開発を推進いたします。
ようやく欧米の水準に迫る技術的能力を得た我が国は、これを一層活用し、地球観測分野等の人工衛屋の開発、宇宙ステーション計画への積極的な参加を初めとして、将来の無人有翼往還機の技術基盤の確立等、この分野の研究開発を推進いたします。
そこで、来年はコロンブスのアメリカ大陸発見から五百年ということでもございまして、国際宇宙年として、世界各国の衛星を利用した地球観測分野における国際協力活動や、あるいはまた宇宙開発に関する各種の普及活動が予定されていると聞いているところであります。