1999-05-17 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
その後、ゴルバチョフが包括的な地球安全保障として環境や人権問題を含む新たな安全保障概念を訴えた。これは平和の配当にもつながるような話になっていたわけであります。
その後、ゴルバチョフが包括的な地球安全保障として環境や人権問題を含む新たな安全保障概念を訴えた。これは平和の配当にもつながるような話になっていたわけであります。
しかも、その安全保障は、地球環境の破壊を防ぐためには世界の国々がグローバルに協力しなければならないのと同じように、地球上のすべての国、すべての人々が地球的な規模で対応しなければならないいわば地球安全保障なのであります。私は、本調査会がこのような認識を基本として調査を進めてきましたことを評価いたしますとともに、この問題は今後もさらに調査を継続するに値するものと思っております。
例えば中東戦争の一番引き金になったのは、中東に対して米ソが、あるいはフランスがとにかく武器輸出を十年間やり続けてきたことですから、これがサダム・フセインをして戦端を切らせた一番根底にある理由なんであって、この武器輸出をきちっと抑えるように、日本が平和国家として新しい二十一世紀の安全保障に向けてのグローバルな地球安全保障に向けての政策を堂々と言ってしかるべきだと思いますね。