2000-05-10 第147回国会 衆議院 商工委員会 第17号
地層処分について今まであらゆる御研究もされてきておりますが、地殻運動、活断層、地下水、火山、熱水、物理的、化学的見地から検討されていると思いますが、原子力事故はいつも想定外のところで起こってきました。地層処分をするに当たって、余りよくわかっていないものに土壌微生物の問題があるのではないか。これは、土壌微生物の中に、ウランを運んでくる細菌が、わかっているだけで五種類いるということです。
地層処分について今まであらゆる御研究もされてきておりますが、地殻運動、活断層、地下水、火山、熱水、物理的、化学的見地から検討されていると思いますが、原子力事故はいつも想定外のところで起こってきました。地層処分をするに当たって、余りよくわかっていないものに土壌微生物の問題があるのではないか。これは、土壌微生物の中に、ウランを運んでくる細菌が、わかっているだけで五種類いるということです。
分野からいいますと地質学とか地形学ですけれども、そういう方々は、もっと広い範囲の地質学や地形学の素養、実力は持っておられますけれども、本当に地震、将来の地殻運動を予測するための仕事をしておられない。実際に地震予知にかかわっている方もごくわずかです。
こんなことを言っておられまして、要するに、この再処理工場の予定地にある断層に関して、活断層ではないということを何とか言いたいがために「褶曲や断層などの構造形態を作った地殻運動とは無関係に起こった地すべりあるいは急傾斜崩壊」、要するにがけ崩れだろうと思いますが、「として片付けたい」、こういう観点からいろいろなサゼスチョンをしている、このようにしか読めないわけですね。
それから地質、地形関係の潜航調査では、那覇の北北西約百七十キロメートルのいわゆる沖縄トラフの潜航調査を行っておりまして、海底の地殻運動及び熱水活動の研究等に資するために、海底における海丘の観察を行い、溶岩の試料採取等を行ったところでございます。 研究の詳細につきましては、現在関係の専門家の間で研究成果を取りまとめていただいておるところでございます。
これを日本列島全体について五ヵ年を周期としてそして地殻運動の状態というものを非常に細かく調査をする。その調査に基づいて、そして日本列島全体の地殻の運動状況からこの状態を把握するということしかここ当分の間は世界の今日の技術では道はない、かように確信をいたします。
そういう軟弱地盤であることに加えまして、現在なおかつ地殻運動を継続中の場所であり、それからまた、そろそろ地震が起こるかもしらぬぞということで、地震の予知のための観測を強化しているところでもございますので、そういう場所は、いかなる見地から見ましても、原子炉を置く場所としてはまことに不適当なところであるというふうに申さざるを得ません。
ところが大阪大学の川井教授が述べておられる御意見によると、日本列島そのものが列島自身の短縮運動をやっておって、各地塊の回転や内底の東方移動というのはすでに死滅をした地殻運動ではなくて、現在も生き残っているのではないか、こういう見解を示されておりますし、最近五十年の地理調査所の研究では百年間に三メートル程度の地塊の移動が見られる、こういうふうに述べております。
○林(百)委員 私は、公害としての地盤沈下の問題を取り上げて、これに対する国の対策をお聞きしたいと思うのですけれども、これは政府の責任者から、いま公害としての地盤沈下、それは地殻運動としての地盤の降起、沈降ということもあるのですが、公害としての地盤沈下の現状はどうなっているか、まずその概要を説明願いたい。
○参考人(萩原尊礼君) こういう水準測量によって検出されます土地の上がり下がり、これは私ども、地殻の変動あるいは地殻運動と申しておりますが、これと地震の起こるということとは非常に密接な関係がございます。大きい地震の起こる前に、異常な土地のそういう上がり下がりといったものがあらわれるということになっております。
こういうふうな事態も生まれておりまして、ちょうど新潟とは逆に、地盤が沈下するのではなしに地盤が上昇するというか、いわゆる地殻運動といいますか、そういう連動が利根川の上流地帯においてなされておるわけであります。そういうふうな一つの地殻連動の形態の中で地盤が上昇する、さらに中小河川がポンプアップするのに従来は百五十馬力を要したのが三百馬力あるいは、五百馬力を要する。
そういう傾斜地殻運動に並行した例がございます。その場合には、先ほどの生野鉱山の例のようなはっきりしたことはわかりませんでしたが、それは水準測量といいまして、ときどき測量して運動が続いているとか、いないとかを判断をするわけでございます。生野鉱山の場合には、ちゃんと自記をしまして絶えず記録がとれるわけでございます。
ただ全体としまして地質学的に言うと、一つの地殻運動と先ほど申し上げましたが、大きな沈降的な一つのものもありますでありましょうし、海底勾配その他によって、あるいは港頭地区におけるものがある程度の影響を与えておるかもしれません。しかしそれ以上は実は今ここで申し上げられません。
むしろ永続的な地殻運動の地盤ということに影響する何か……。これは地質学の問題じゃないかと私は思うのです。で直接の工事の問題は、現にはっきり現われたものですね、こいつをともかく応急に復旧してしまおう。が、これがまだ実際は進行していないということなんですね。問題はそれなんじゃないですか、きょうここに請願になって出ているのは。