1997-03-17 第140回国会 参議院 本会議 第9号
自治大臣は、戦後地方財政史上から見た今日の地方財政危機の新しい特徴をどう考えるか、事実関係を含め、所見を求めます。 第二は、なぜ地方債が近年異常に膨れ上がったのか、その根源と責任をめぐってであります。 その要因の一つには、税収の落ち込み、一方、経常的支出の一定の増加もあります。
自治大臣は、戦後地方財政史上から見た今日の地方財政危機の新しい特徴をどう考えるか、事実関係を含め、所見を求めます。 第二は、なぜ地方債が近年異常に膨れ上がったのか、その根源と責任をめぐってであります。 その要因の一つには、税収の落ち込み、一方、経常的支出の一定の増加もあります。
効果としましては、昭和六十三年の決算で、戦後の地方財政史上初めてでありますけれども、単独事業が補助事業を上回るというようなことになっております。現在は、単独事業が補助事業の一・五倍あるいは一・八倍といったような水準になっておるわけであります。
昨年当然交付税で措置すべきものを特別事業債で肩がわりしたことは、地方財政史上の一大汚点でありましたが、この論議は一応別として、昨年衆議院本会議で、わが党の追及により、福田大蔵大臣は、「今回の特別事業債一千二百億円については、将来毎年の元利が支障なく払えるよう財政措置をとりたい」と答弁し、地方行政委員会は、特別事業債の元利償還金については国の責任において措置する旨の附帯決議を行なってきておるのであります
こういうふうに地方財政が窮境に陥つている、今にもつぶたそうになつているということは、今までの地方財政史上かつてないことであります。これはほうつておけない問題だと私は思うのであります。一体これはどういうところに原因があるのかというのが、一番の問題点だと思うのであります。よく地方費には濫費が多い、こういうことも申せましよう。しかし濫費が多い程度でこのような大きな事実は起りません。
シャウプ勧告の趣旨に基きまして、公正且つ合理的な租税負担の実施と、地方財政の確立とを目途といたしまして、提出されました地方税改正案については、我が国地方財政史上画期的な改革をもたらすものでありまして、国税改革よりもはるかに根本的、全面的、且つ恒久的な改革でありますので、国民の関心の度合も従来に比しまして最も強く且つ、真剣でありました。
これにより地方財政史上未だ経験せざる税制の空白状態を招来し、地方財政行詰りの窮状に陥り、殊に税源が都市に偏するの故を以て自治体警察、消防の財源とせられておつた入場税等重要税源を逸早く府県に委譲せしめられた市財政は、中小企業の窮迫失業対策復興事業等を一方に控え、真に容易ならぬ事態に立至りました。 政府及国会の責任において、当然これに対する応急措置に十分の配意を下さる事と存じます。