1977-11-21 第82回国会 参議院 運輸委員会公聴会 第1号
第三の投資の問題は、これは一口に投資と申しますけれども、ある投資をしなければその他の部分が十分に活用できないという投資、それから新線建設のように、ないところに鉄道を敷く、そのために財政負担を増す、いろいろあるわけでございますけれども、私はいま例に挙げましたような新幹線の建設とか、あるいは地方支線の建設のようなものは、これはいまの国鉄の財政再建という方向に反することですから、その点については慎重に判断
第三の投資の問題は、これは一口に投資と申しますけれども、ある投資をしなければその他の部分が十分に活用できないという投資、それから新線建設のように、ないところに鉄道を敷く、そのために財政負担を増す、いろいろあるわけでございますけれども、私はいま例に挙げましたような新幹線の建設とか、あるいは地方支線の建設のようなものは、これはいまの国鉄の財政再建という方向に反することですから、その点については慎重に判断
また第二に、地方ローカル線の運営問題でございますが、国鉄におきましては数年前に廃止線を発表いたしたわけでございますが、なかなかそれぞれの地方におきましては猛反対がございまして実施されていないわけでございまして、また、赤字額の四分の三はローカル線から出ていると承っておるわけでございますので、将来地方支線区の運営をどういうような運営形態をとるのかということを明確にしていただきたいと思いますし、また、これが
その第四は、政府は、国鉄の地方支線区の運行を維持させるため、幹線、亜幹線を除く約九千二百キロメートルの地方支線区の運営欠損に相当する額を地方支線区交付金として交付することであります。 以上の四点が対案の骨子でありますが、これらの措置を講じた上で、損益勘定にかかわる資金は利用者の負担とすることを認めるものであります。 政府・自民党はわれわれのこの提案を真剣に受けとめるべきであります。
第一に、過去債務については政府が原則として全額責任を持って処理することでありまして、第二に、経費に関する負担原則を明確にするため、一、新幹線、新線建設、改良工事のうち通路施設部分は全額政府の支出とし、その他の工事費は利子補給すること、二、公共負担の制度化を図るため政策的な運賃割引についてはそれぞれ実行部門の負担とすること、三、地方支線区の運営欠損に相当する額を地方支線区交付金として交付することであります
道路整備につきましては、緊急度の高い事業を重点的かつ効率的に進めるとともに、道民の生活、生産活動に密接に関連する地方支線道路の整備を積極的に推進することとしております。 また、交通安全対策の推進をはかるため、交通安全施設等整備事業を促進するほか、特に冬期間の道路交通を確保するため、除排雪等の事業を積極的に促進することとしております。
道路整備につきましては、幹線道路網を形成する国道、道道等の整備を計画的に進めるとともに、都市の秩序ある形成を誘導する都市バイパス、都市計画街路及び地域の生産生活活動に密着する地方支線道路につきましても積極的に整備を進めることとしております。
その中で国鉄の基本計画というか、これには抽象的でありますが、いわゆる競争条件の問題あるいは公共負担、それから地方支線区の問題、こういうものは国の強力な施策のもとに改善していく、こういうことであります。言うならば、政府にげたを預けたかっこうであります。
併し又これは極端なことを申すようでありまするが、なお先刻前之園先生からもひとり電化は幹線のみならず地方支線も電化を要望するというお説がありました。これ又地方の要望としては各方面にあることだと思うのであります。で、幹線又準幹線と申しますか、大体それが何千キロになるか、一万キロになるかわりませんが、それですらも非常にこれは困難な業であります。
その上に鉄道全体としては、戰争以来使いつぱなしで酷使をしたまま、十分な修繕もできずにおるような形でありますので、ごらんの通り、いまだに地方支線に参れば、窓がガラスにあらずして板、腰かけも板というような点も明らかにお目にとまると思うのでありますが、そればかりではなくして、線路のごとききわめて重大な施設が、相当の年数を経て、当然取りかえられなければならないものもあるようなわけでありますが、それらをもできるだけ
只今のお尋ねは全面的に、私どもが特に地方支線に対して感じておるそのままの御感想であつて、全然御同感であります、それで今更講釈がましく申上げるまでもありませんが、現在の国鉄の場合においてはサービスの向上ということを一口に申しますけれども、向上というよりも、どうすれば足りないながらも現在のサービスを特に支線の場合において維持ができるが、ややともすれば維持の線を下廻つて行くようなサービスになりそうである、
運賃とか何とかいうと、賃金を払うような気がするが、言葉をかえて言えば、一種の国民の税金みたいな考え方で行くべきで、厚薄があつては相ならぬはずであると思うのでありますが、現状においては、六割の赤字線を四割の黒字線で抱いて行かねばならないような情勢であり、そうしてそれがどこでかせぐかといえば、御指摘になつたような東海道とか山陽とかいうような幹線でかせいで、これを地方支線に配分して維持して行く、こういう形
こういう資金も、先ほど片岡君のお尋ねになつたような地方支線の改良、改善の上にも、あるいは電化の促進の上においても、これによつて全額をまかなうことはできませんが、何ほどかの資金の余裕をそこに入れることができるのではないか、こういうふうに考えておつて、望みを残して実行を期したいと考えている次第であります。
(笑声)これに対し政府より、同地方の電化は地方路線の中では優先順位にあるものと考えるか、國鉄の電化は幹線を第一次的に実地する方針であるが、現在においては資材、経費の関係より急速実施困難であるとの説明がありましたが、審議の結果、旅客の混雑甚だしい地方支線にも力を注ぐ必要があるとの理由で、願意を適当と認め、全会一致を以てこれを内閣に送付を要するものと議決をいたしました。