2021-04-14 第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号
しかしながら、先ほどの鈴木委員の質問にも重なる部分があるんですが、RCEPは、我々は、日本とASEANが原動力、推進力となってここまで合意ができた、そのように考えているわけでございますが、中には、このRCEPが中国主導の地域経済連携協定であるとか、中国の存在感あるいは影響力を高める、交渉経緯についても中国が主導権を握ってきたというような、そういう論を展開するマスコミや有識者というのがやはりいまだにいらっしゃいます
しかしながら、先ほどの鈴木委員の質問にも重なる部分があるんですが、RCEPは、我々は、日本とASEANが原動力、推進力となってここまで合意ができた、そのように考えているわけでございますが、中には、このRCEPが中国主導の地域経済連携協定であるとか、中国の存在感あるいは影響力を高める、交渉経緯についても中国が主導権を握ってきたというような、そういう論を展開するマスコミや有識者というのがやはりいまだにいらっしゃいます
TPPは、WTOの下での多角的貿易交渉が停滞する中、世界中で進んだ地域経済連携協定の一つであります。先進国も新興国も含みながら、比較的合意の得やすい同じ地域ごとに自由で公平な経済ルールを締結する仕組みであります。現在では、世界全体を一気に自由化させるのではなく、地域ごとの経済連携で貿易の自由化を競おうという形が定着しています。
TPPは、WTO、世界貿易機関の下での多角的貿易交渉が停滞する中、世界中で進んだ地域経済連携協定の一つであります。二十一世紀にふさわしい形でアジア太平洋地域での自由貿易を発展させる重要な協定であり、アメリカの大統領選の結果だけでこの協定への態度を変えるべきではありません。
そういう中で、今ちょっと御指摘がありましたけれども、中国も向こう十年のうちにASEANの諸国と地域経済連携協定を結ぶ、そういうことを明確な国家方針として発表いたしました。日本も、小泉首相がASEAN諸国を歴訪いたしましたときに、ASEANを視野に入れて地域の経済の連携をやっていく、こういう大きな構想を出しました。