2011-02-25 第177回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
地力維持作物とも言われております。
地力維持作物とも言われております。
例えば、アメリカの農業もそうでございますが、輸出を余り拡大しようといたしまして地力維持ができなくなってきて荒廃が進んでいる、あるいは環境破壊が非常に著しくなるということが起こりますから、輸出国にとっても農産物の輸出を余り拡大するということは大きな問題でございます。また、途上国の林産物の輸出が途上国の環境を著しく破壊したということは御承知のとおりでございます。
それから、やはり生産する側もスタート段階でいろいろな障害があるかもしれませんけれども、中長期的にはこれは地球環境等々から見ても、また地力維持の観点から見ても、将来的には望ましい方向の農法ではないかという両面から、我々としては積極的に推し進めていかなければならないと考えております。
今、地力増進法が成立して、地力維持に炭の粉を活用して図るということが可能になってきたのですが、こういう方向に間伐材を使うということも一つの道であろうと思う。
○菅原委員 今答弁を聞いて、実は私も農業に対しましては、日本の場合、複合経営の農業形態を壊しては、地力維持のためにもこれは大変なことになる。本来、自分のところで家畜を持たない農家は農業を営まれないのだという観念がございまして、自分たちで自給肥料、いわゆる有機質の投入を心がけたわけでございます。これがどうも農業の合理化やあるいは集団化という名前で、単一生産形態に指導されてきております。
あとは社会的な制度の問題でございまして、昨年来本格的な土地利用調整として進めております地域農業集団の育成という視点でも、この地力維持問題ということを取り上げてそれを土地利用調整のテーマにする、いわゆる社会的仕組みの面でのアプローチをやっているわけでございます。
そのために、地力維持のためには何といっても有機質肥料が絶対的に不可欠であるということは、今日においてもいささかも変わっていないわけですね。
こういう点、植物の生態系を利用した地力づくりというのは、牧草では地上に千貫の草が生育しますと根が地下に千貫も張って有機質を残す、そういうような自然のいわゆる地力維持のメカニズムもあるわけでございますので、こういう点ですぐれた作物経営の指針になるようなことがあったらひとつお知らせをいただきたいとも考えるわけでございます。
○熊澤参考人 御質問の中の相当部分については先ほど川田先生がお答えになっているわけですが、これは的確な例かどうかわかりませんけれども、日本における地力対策で一番手近なところですと、例えば何を増進するか、地力増進というのはつまりどういうことなのか、あるいは地力維持とはどういうことなのかということがありますが、問題になっているものの一つに連作障害というのがあります。
そういうことから、畑作振興に対しましては、合理的な輪作体系の確立に努めるべきであるという、こういうことが附帯決議の中の一項目の中にあるわけでありますが、さっきもちょっとお話ございましたけれども、基盤整備と、それから地力維持、それから合理的な輪作体系、特に十勝地方におきましてのいろんなお話の中では、今後の輸入外圧、こういうものに対する非常に危惧の念もあったようでありますけれども、雑穀、豆類を初めといたしまして
○渡邉(文)政府委員 ただいま構造改善局の方から、構造改善事業としても計画があり助成をする予定があるということでございますが、別途私どもの方の局で、野菜だけに着目した形での助成事業をいろいろ考えておりますが、先生御指摘のように、指定産地の整備事業は終わりますが、地力維持、作柄安定の重要性は御指摘のとおりでございますので、今年度から新しく野菜の作柄安定のための助成事業を一つもくろんでおります。
また、恒久対策については、昨年の被害状況調査の結果でも、基本的な農業技術の基盤がしっかりしている農家や、金肥に過度に依存せず堆肥等による地力維持を心がけてきた農家等の被害は軽微であったことにかんがみ、冷害に強い品種改良等とあわせ、異常気象対策の徹底を期するよう農家の指導強化を図りたい」旨の答弁がありました。
さらに、国土という観点から見て地力維持という面からも非常に大きな意味合いを持っております。そういう総合的な観点からこの問題は考えるべきであると思いますが、私どもも養豚のふん尿処理につきましては、これを重点施策の一つとして従来から畜産経営環境保全対策事業を初めといたしまして各種の補助事業を総合的に推進してまいっております。
これについては、地力維持のための、地力維持をしなきゃならぬということは、口を開けば農林水産省はどこでも言います。しかし、実際に予算をとってみましたら、堆肥増産にかかわる具体的な予算というのはきわめて少ないんですよね。一体こういうのはどうなんですか。もっと思い切って堆肥増産というふうなことを、もう少し積極的に取り上げるというふうなことが必要なんでないですか。
○野崎説明員 麦は、御承知のように、畑作地帯で非常に地力維持の面でも輪作体係の根幹になる作物であるというふうな考え方はもちろん持っておるわけでございますが、われわれといたしましては、五十三年度から新たに畑麦につきまして畑麦作集団育成事業ということで中核的な担い手の育成あるいは集団育成、規模拡大あるいは機械導入、そういうようなことが比較的小規模な一ヘクタール以上のところでできるような予算も準備をいたしまして
○野崎政府委員 先生おっしゃいましたように、麦は畑作地帯においては地力維持の面から見ても非常に重要な作物でございまして、そういう意味で、麦を取り入れました輪作体系の確立ということは非常に重要なことであることは先生のおっしゃるとおりであると思います。
したがいまして、私どもこの点は、今後研究の上でも重視していかなければならないということから、これは新しく別枠の別途研究というものを起こしまして、国立の農業技術研究所、関係の地域農業試験場あるいは関係の大学、あるいは県の試験場、こういった関係のところの連携プレーによりまして、この問題についてひとつ真剣に取り組んでいきたいということで、地力維持、連作障害の克服を基幹とする畑地新管理方式の確立のための研究
三、畑作農業の振興のため、優良品種の開発、地力維持技術、機械化体系、輪作体系等の確立、病虫害対策等の試験研究を拡充強化し、これが営農に密着するよう普及奨励に努めること。 四、北海道及び南九州等遠隔地の農産物の流通改善に資するため、長距離輸送に対応する集出荷施設の整備、輸送体系の確立等につき、一層の援助助成の措置を講ずること。 右決議する。
四、畑作農業振興に果す試験研究の重要性にかんがみ、優良品種の開発、病虫害対策、地力維持技術の確立等、その整備充実に遺憾なきを期すること。 右決議する。 以上でございます。 委員各位の御賛同をお願いいたします。
しかも、地力維持に非常にこれは貢献する作物でございますから、北海道の畑地地帯の地力問題ということを考える上においても重要でございまして、私どもはぜひともできるだけ輪作体系の中にうまくてん菜を取り入れて、そして定着させるようにということがきわめて重要なことだと考えております。これについては、かなり試験研究も進んでおります。
御案内のように、てん菜は地力維持に非常に効果のある作目でございますが、現下の北海道の畑作地帯におきます地力問題というのは、今後のこの地域における農業の発展を考える上におきましてゆるがせにできない問題でございます。