1984-07-25 第101回国会 参議院 社会労働委員会 第16号
○参考人(地主重美君) 医療問題というのはまさに、先生を前にしてこんなことを申し上げるのはなんですけれども、現在、いろいろな予防とかあるいは健康診断とかというような仕組みがございます。そういう仕組みを通して、ある人は医療機関に行かなくちゃいかぬと、こういうことになるわけでございますね。
○参考人(地主重美君) 医療問題というのはまさに、先生を前にしてこんなことを申し上げるのはなんですけれども、現在、いろいろな予防とかあるいは健康診断とかというような仕組みがございます。そういう仕組みを通して、ある人は医療機関に行かなくちゃいかぬと、こういうことになるわけでございますね。
○参考人(地主重美君) 私、再三申し上げましたように、二割がよいかどうかというのは非常に重要な問題であります。これは被用者保険本人にとって重要な問題であるばかりでなくて、ほかの諸制度との均衡の問題を考えても重要な問題でございます。
次に、千葉大学法経学部教授地主重美参考人にお願いします。
○参考人(地主重美君) 先ほどもちょっと触れましたように、この老人医療というのはほかの医療とやや違った性格を持っている。こういった診療行為をしたから何点というわけにいかないような、そういう性格を持っているということを考えてみますと、出来高払い制を貫徹することは非常にむずかしい。
○参考人(地主重美君) 日本にはなかなかすぐわれわれのイメージに浮かぶような中間施設というのはないわけでありますけれども、つまり、病院で一応症状が安定した、安定したけれども、いろんな機能に障害があったり、あるいは軽い医療のようなものも場合によっては必要かもしれない、しかし病院のような高度の医療を提供するほどには重篤ではない、そういうような患者は、これはできるだけ早く次の段階に移していった方が本人のためにもよろしい
高齢化社会への対応策に関する件の調査のため、来る二月二十二日の連合審査会に、厚生省人口問題研究所所長岡崎陽一君、上智大学教授小山路男君、千葉大学教授地主重美君、中央大学教授丸尾直美君及び日本団体生命保険株式会社取締役村上清君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○参考人(地主重美君) 第一点のナショナルミニマムでございますけれども、現在社会保障制度の中でいわゆるナショナルミニマムと言ってよいもがございます。これは生活保護の基準であろうかと思います。
○参考人(地主重美君) いまの抜本改正で一番重要なところは、やはり給付の面における公平性の問題、あるいはまた給付の平等と言ってよいかもしれませんが、そういう制度間の格差の問題ですね。それからもう一つは、一番必要なところに金が流れていく、あるいは医療サービスが流れていく、こういうふうな仕組みにしなければならないということであろうかと思うのです。
○参考人(地主重美君) 健康にして文化的な生活というもの、これは一つの理念として存在するわけでございますが、その理念に具体的な内容を盛り込むというのは、やはり社会のいろんな条件、経済のいろんな条件によって、あるいはまた国民の意識の変化によって変わってくるものだろうと思います。
特に社会保障研究所の地主重美さんの試算なんかを、ちょっと私、見せてもらったわけでありますが、スウェーデン並みの病院をつくっていくというようなことを考えますと、昭和四十五年度の日本で一兆一千億かかるとかいうような試算をしていらっしゃるのを、ちょっと読ましてもらったことがございます。
○公述人(地主重美君) ただいまの御質問、二点ございます。 一つは、国民所得に対する社会保障費の比率が日本の場合はいかにも低過ぎるということでございます。これは、私先ほど申し上げましたように、もっともでございます。これについて私は全く同感でございます。いかにも低過ぎると思います。この低過ぎる原因は、おおよそ二つあると思います。
○参考人(地主重美君) ただいま実は社会保障に関する非常に重要な指摘があったわけであります。それは、つまり社会保障というのはなまけ者をつくりはしないかという、これはよく言われてきたことだし、古くて新しい問題であろうと思います。ただ、例のイギリス病というやつがそれでありますが、イギリスが経済停滞を来たしたのは社会保障の充実したせいだ、こういうふうな議論が一時かなり一般受けをしたのでございます。
大蔵政務次官 藤田 正明君 大蔵省主計局次 長 橋口 收君 大蔵省主計局次 長 竹内 道雄君 事務局側 常任委員会専門 員 首藤 俊彦君 公述人 法政大学教授 花原 二郎君 社会保障研究所 第二部長 地主 重美