1969-06-17 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第37号
今度農地法が改正になれば、えたりかしこしとそういう地主攻勢が起こってくるのですね。 あなたは、いわゆる戦前の小作人と今日の小作人とは違う、非常に農民の力が強くなってきておるというふうに言われるのですが、その点はこれを認めざるを得ません。認めます。昔のようなことはありません。ありませんが、農村の内部というものは、つまらない義理人情にやはり追い詰められるのです。
今度農地法が改正になれば、えたりかしこしとそういう地主攻勢が起こってくるのですね。 あなたは、いわゆる戦前の小作人と今日の小作人とは違う、非常に農民の力が強くなってきておるというふうに言われるのですが、その点はこれを認めざるを得ません。認めます。昔のようなことはありません。ありませんが、農村の内部というものは、つまらない義理人情にやはり追い詰められるのです。
農地の権利移動や小作地所有の緩和、耕作権の弱体化等、農地改革をもとに戻し、農民の土地所有をくずすものであって、耕作権を弱体化することによって土地の取り上げが続出し、地主攻勢が強まるのは当然予想されます。小作料も一挙に四倍以上に上がりました。この引き上げは高過ぎるものではありませんか。戦後の農地改革は多くの点で不徹底なところがございました。
やがて自民党内に農地問題調査会なるものが設置され、それ以降、旧地主攻勢が下火になったことから見れば、旧地主団体と自由民主党農地問題調査会とに相関関係があったと見られるのであります。
そういうような状態の中においていよいよ地主攻勢が激しくなってきた。その当時の新聞社説というものは御承知の通りほとんど反対いたしております。しかしそのときの新聞を一つごらんになってもわかるように、こういうことが書いてある。「今秋こそはの意気、メドをつけぬと組織にヒビ?」という大見出しで、これはほとんどの新聞に出ておるのであります。
われわれが考えられることは、最近の地主攻勢が強くなってきた。農地の補償問題など出てきたそこで、開拓予定地についても農林省として非常に消極的になってきて、むしろ予定地として買い上げになっておる所を、もう一へん地主へ返そう、こういうような動きさえ私はあるのじゃないかと思うのです。そういうことと、私が一つ大臣にはっきりお聞きしたいのは、一体日本の食糧問題というものをどうお考えになるかということです。
○清澤俊英君 これは十九日の新聞記者会見か何かであなたが話されたことがここに出ておるのだろうと思いますが、「金沢農地事務局では「小作人の泣寝入りによるものが多い」と警告、県側でも実情を調べるなど地主攻勢を押えにがかった。」こういう一つの記事があります。それから「小作地の取り上げは小作人の契約不履行など特別の理由がない限り小作人の同意なしにはできない。」
○山添政府委員 G・H・Qの農地開放を妨害するものに関する指令の件でございますが、この結果によりまして、いわゆる裁判等を闘爭手段とする地主攻勢というような問題につきましては、非常に反省を促したところが多いのであります。