1999-03-16 第145回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
○政府委員(宝槻吉昭君) 今、先生おっしゃったSACOの合意事項の進捗状況につきましてでございますけれども、先生御指摘のとおり、SACOの返還事案については、全体として見た場合に、移設先となる自治体等から基地機能の強化になるといったような反対の意向、あるいは施設によっては、施設の返還についても関係自治体あるいは地主会等が返還跡地利用の困難性を理由に反対であるとか、いろいろとSACOの実施に関して難しい
○政府委員(宝槻吉昭君) 今、先生おっしゃったSACOの合意事項の進捗状況につきましてでございますけれども、先生御指摘のとおり、SACOの返還事案については、全体として見た場合に、移設先となる自治体等から基地機能の強化になるといったような反対の意向、あるいは施設によっては、施設の返還についても関係自治体あるいは地主会等が返還跡地利用の困難性を理由に反対であるとか、いろいろとSACOの実施に関して難しい
また、施設の返還そのものについては、関係する自治体及び地主会等の中には、私も地主会とか漁連等にもよく会ってお話を聞きました。あるいは宜野湾市の市長にも会いましたし、前の比嘉名護市長ともお会いしましたが、そういう話の中から、跡地利用の困難等を理由に返還反対の意向を示しているところもあります。
これを受けまして、二月八日、勝連町の軍用地等地主会の総会におきまして改めて経緯等の説明が行われまして、最終的には建設に対しまして地主会等の同意が得られたところでございます。また、三月十二日には、勝連町の教育委員会が現地の米海軍に対しまして、文化財の保護について要請しております。
また沖繩におきましても、その点は十分地主会等に御説明をした上で契約に応じていただくという手続を進めておるわけでございます。
こういう点につきましてのこれまでの説明が、まだ若干控え目なところがございますので、これから、そういう内容の全貌につきまして、さらに詳細に地主会等に説明をして了解を求めたい。最終的に何%くらいの方が契約に応じてくれるか、それについての見通しがまだちょっとわかりませんけれども、かなり多数の者が応じてくれるのではなかろうかという見通しでございます。
しかし、同時にまた、自由民主党は政党の立場でございますから、政党の立場から、あるいはいろいろな会議等を持たれたり、あるいは現地にも自由民主党がございます、そういう間で地主会等と接触していろいろな検討はされていることは、私もうすうす知っております。しかし、政府といたしましては、まだそれの話し合いに入っているわけではありませんで、先ほど申し上げたような立場で大蔵省と折衝を、これからやるわけであります。