1984-03-10 第101回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
そこで、今建設省がやっている地下還元方式というのがある。これは水が出るからやらないのですが、これはやはり何とかある程度の地域を指定して、例えば浦和水脈があります、あるいはどこどこの水脈がありますという地下資源の現況というものを把握しまして、それを汚染させないような仕組みというものだけはきちんととっておく必要があると思うのです。
そこで、今建設省がやっている地下還元方式というのがある。これは水が出るからやらないのですが、これはやはり何とかある程度の地域を指定して、例えば浦和水脈があります、あるいはどこどこの水脈がありますという地下資源の現況というものを把握しまして、それを汚染させないような仕組みというものだけはきちんととっておく必要があると思うのです。
まず、環境庁の関係では、湖沼水質保全法案の未提出の理由と提出の手順、湖沼の汚染原因と富栄養化対策、湖沼のCOD総量規制と窒素、燐の排出基準の設定、志布志湾の国家石油備蓄基地建設と自然環境保全との関連、都市近郊緑地保全及び河川公園等の環境保全策、水力発電所設置の際の環境影響評価の実態、雨水の地下還元方式の是非、阪神高速道路の低周波公害等について質疑があり、 農林水産省関係では、食糧の自給力強化策と備蓄等食糧
高層建築物を建てるときには地下還元方式というものを採用しつつある。これも私は一つの考え方だと思います。いまのような状況の中でどうやって水を処理したらいいのか。言うならば、これも環境庁長官の一つの仕事だと思うのですが、雨水の所管はないのですよ。どこの省で所管するかといったら、ないのです。
ですから、そういう状況の中で、この地下還元方式を採用することが果たして妥当なのかどうか、きわめて高い政治的判断を必要とすると思うのですね。その点はいかがですか。いまあなたの言ったちゃらんぽらんの答えでは、これは初めてだからそういうことになるのだろうと思うのですが、もう少し見識のある答弁でないと、これは日本の将来に禍根を残す。
しかし、それがだんだん地下還元方式をとることによって目に見えない汚染が進んでいきますよ。そのことの測定なりあるいはある程度の予想なりをきちんと立てて、そしてどの程度の還元が可能で、どの程度の還元は危ない、その判断を示すのが環境庁の仕事じゃないかと思うのですよ。中の水質を調べなさいというのは、出てきちゃってから調べてももう遅いのです。手おくれなんです。