1986-11-26 第107回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
県当局は、対象事業場の監視、指導の強化、未規制事業場に対する啓蒙指導、排水の湖への直接流入を避けるための地下浸透方式の導入などの対策を講じているほか、十和田湖特定環境保全公共下水道事業が昭和六十六年度の供用開始を目指して進められているところであります。汚れの特に著しい八郎湖はもとより、十和田湖においても、水質の改善を図るためにはなお一層の努力が必要であると思われます。
県当局は、対象事業場の監視、指導の強化、未規制事業場に対する啓蒙指導、排水の湖への直接流入を避けるための地下浸透方式の導入などの対策を講じているほか、十和田湖特定環境保全公共下水道事業が昭和六十六年度の供用開始を目指して進められているところであります。汚れの特に著しい八郎湖はもとより、十和田湖においても、水質の改善を図るためにはなお一層の努力が必要であると思われます。
青森、秋田両県当局では湖の周辺にある百十五基の屎尿浄化槽の維持管理について監視指導を行うとともに、新増設に際しては排水を直接湖に流入させないためくみ取り式または地下浸透方式にするよう指導していますが、十分な成果は上がっていません。両県では抜本対策として特定環境保全公共下水道の建設を計画し、六十二年の供用開始を目指して本年度から事業に着手することになっております。
それと同時に、これは本来通産当局からお答えをすべき点でありましょうけれども、新聞記事等から私ども判断をいたしまして、実はこの会社の硫酸銅の回収槽がいわゆる底抜け地下浸透方式をとっておるという点、この辺にも実は一つの問題点があろうかと思います。これが事実この工場の廃液処理にかかる原因から子供さんをなくしたといま推定されておるわけであります。こうした犠牲が出たこと自体非常に残念なことであります。
しております「有害物質を含む汚水」といいますのは、御承知のとおり、いわゆる健康項目といわれておりますような「有害物質を含む汚水」という意味でございますから、法律上の問題としては、このビート工場からの排水というもの、大体これは問題になりますのはおもにBODとかSSとかいうようなものが問題になるわけでございまして、法律に直接違反をしてくるというものではございませんけれども、いずれにしても、こういった地下浸透方式