1998-05-25 第142回国会 参議院 経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会 第3号
ちなみに、在庫率水準を見ますと、大体一貫して一二〇レベルでございましたけれども、現在は鉱工業全体で一二〇、建設財では一七〇、資本財では一六五というレベルでございます。公共投資で資材の発注があっても一義的には在庫の取り崩しで対応されるために、生産にはそれだけおくれて波及する地合いになっているということであります。
ちなみに、在庫率水準を見ますと、大体一貫して一二〇レベルでございましたけれども、現在は鉱工業全体で一二〇、建設財では一七〇、資本財では一六五というレベルでございます。公共投資で資材の発注があっても一義的には在庫の取り崩しで対応されるために、生産にはそれだけおくれて波及する地合いになっているということであります。
私、四十八年の在庫率水準から見まして、現在の在庫率水準は二八%をオーバーしております。しかも、毎月在庫はふえる気配なしに逓減しております。そういう意味で、企業の収益にも明るさがない、生産もそれほどふえていないということは、現在もなお在庫調整は進行中である。
その結果、確かに株価あるいは備品市況の一部にやや好転のきざしが見られましたけれども、鉱工業生産はむしろ一段と縮小し、八月には季節変動修正値で、前月比二・一%減、出荷も依然停滞する反面では、製品在庫の累増が続きまして、ついに在庫率水準は昨年暮れ以来の最高を記録されるに至りました。