2014-03-13 第186回国会 参議院 内閣委員会 第3号
何でアメリカがTPPの代表かとよく言われるんですけれども、TPPの一番のチャーターメンバーではないでしょうけれども、しかし、圧倒的経済力を持っているといいますか、終身議長みたいな立場になっているわけであります。そこで、日米で確認をしたのは、最初からこの聖域は設けられないんだということを前提の交渉だったら日本は入れませんということで確認をしました。最初から聖域なき関税撤廃、それが前提ではないと。
何でアメリカがTPPの代表かとよく言われるんですけれども、TPPの一番のチャーターメンバーではないでしょうけれども、しかし、圧倒的経済力を持っているといいますか、終身議長みたいな立場になっているわけであります。そこで、日米で確認をしたのは、最初からこの聖域は設けられないんだということを前提の交渉だったら日本は入れませんということで確認をしました。最初から聖域なき関税撤廃、それが前提ではないと。
いわゆる二十世紀初頭までのイギリスの圧倒的な経済力、海軍力、それから一九六〇年代まで続いた戦後のいわゆるゴールデンシックスティーと言われておりますアメリカ軍のオーバープレゼンスともいうべき世界戦略あるいは世界生産の四割を占めたという圧倒的経済力、こういったものが今後二十一世紀を通じであり得ない世界の状況というものを分析しますと、むしろ東南アジアにおいては一九二〇年代のヨーロッパに近い状況になってくる
長らく米国の圧倒的経済力によって支えられてきた国際経済の枠組みは変貌を遂げつつあり、今や日本及び西欧が米国と力を合わせて世界経済を支えていく時代となっております。また、戦略核兵器、通常兵器の削減、地域紛争の解決など、平和、軍縮への道程はなおはるかでありますが、昨年末、米ソのINF全廃合意が実現し、核軍縮に向けて第一歩がしるされるなど、国際政治面でも注目すべき動きが見られております。
長らく米国の圧倒的経済力によって支えられてきた国際経済の枠組みは変貌を遂げつつあり、今や日本及び西欧が米国と力を合わせて世界経済を支えていく時代となっております。また、戦略核兵器、通常兵器の削減、地域紛争の解決など、平和、軍縮への道程はなおはるかでありますが、昨年末、米ソのINF全廃合意が実現し、核軍縮に向けて第一歩が記されるなど、国際政治面でも注目すべき動きが見られたのであります。
わが国が、もしその圧倒的経済力を背景に、アジア諸国の特定政権の延命等に寄与したり、あるいはアジア諸国の民衆の生活に不当な影響を及ぼすようなことがありとすれば、それこそまさしく覇権というそしりを免れないでありましょう。わが国に与えられた使命は、アジアの一員として、アジアの民衆の真のニーズに即した経済技術協力を通じて、アジアの人々の平和と福祉に貢献することであります。