資料の海草藻場の分布状況、二枚目ですが、見ても、現在土砂投入が検討されている辺野古地先、K4護岸の内側は最も海草藻場の被度の高い海域の一つです。海草類の年間生育量は、乾燥重量で、辺野古地先で約七十五・九トン、大浦湾で約十一・五トン、嘉陽地先で約九・五トンで、総量九十六・九トンの九割が辺野古地先と大浦湾なのです。
外周護岸の完成、接続や土砂投入の前に、当然この外周によって囲われる海草藻場を移植しなければならないと考えますが、いかがですか。
このうち、本事業に係る土砂投入を含む埋め立てを行うに先立ち、護岸が必要でございますので、二十七年度中に護岸工事を着手すべく、これまで契約手続を進めていたところでございますし、既に契約を締結した工事については、工事着手に向けて準備をしております。
○中谷国務大臣 現在、業務設計とボーリング調査を行っておりますが、この事業に係る土砂投入を含む埋め立てを行うのに先立ち護岸工事が必要ですから、二十七年度中に護岸工事に着手をすべくこれまで契約手続を進めてきたところでございまして、既に契約を締結した工事については工事着手に向けた準備を行っているところでございます。
また、今般の土砂投入等の工事に関しましては、工事区域内にあるサンゴの移植について地元のNGOなどから要望が出され、私からも、直接できることがないか、佐藤沖縄担当大臣に対応をお願いしたところでございます。サンゴが良好に生育できる形で適切に移植が実施されるよう期待をしているところでございます。
そして、御質問の点でございますけれども、今般のその土砂投入等の工事に関しまして、例えば工事区域内におきますサンゴの移植というようなことにつきましても、地元のNGOの方々から御要望も出されております。そうしたことを受けまして、斉藤環境大臣の方からもこのサンゴの移植について更にできることがないか、沖縄担当大臣に対しましても対応をお願いするといったようなところの取組を行わさせていただいております。
今後の主な契約といたしましては、ことし末ごろから予定しております埋立工事、本格的な土砂投入に伴う埋立工事を行うというのが今年末ごろに予定されているわけでございます。それから、連絡橋の工事についての契約でございますが、これも契約については既に六十二年度末までに上部工それから下部工ともに契約は終了しております、工事は引き続きやっておるわけでございますが。
そして、水俣湾第二工区のしゅんせつ土砂投入が終了すると見込まれております昭和六十二年度、この年度に合わせるようにこの事業を完了したい、こういう考え方であるということを承知しておるわけでございます。私どもといたしましては、現在水俣市が行っておりますこの計画がうまく機能いたしますようにいろいろ御相談に応じてまいりたい、こう思っておるところでございます。