2017-12-07 第195回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
また、海岸の侵食は、供給される土砂の減少や沿岸域での土砂収支の不均衡等の様々な要因により発生をしておりまして、その対策は我が国の国土そのものを保全する上で極めて重要であると認識をしております。このため、離岸堤の設置や養浜などの取組を行っているところでございます。
また、海岸の侵食は、供給される土砂の減少や沿岸域での土砂収支の不均衡等の様々な要因により発生をしておりまして、その対策は我が国の国土そのものを保全する上で極めて重要であると認識をしております。このため、離岸堤の設置や養浜などの取組を行っているところでございます。
○政府参考人(日比文男君) 海岸侵食につきましては、海岸における土砂収支バランスが崩れていることに起因して生じていると、このように考えているところでございます。 具体的には、河川構造物の設置や、河口からの砂利採取に伴う河川からの供給土砂の減少、沿岸構造物による沿岸流砂の流れの変化等が挙げられますが、実際にはこれらが複雑に絡み合って生じておるものと考えているところでございます。
今後でございますが、必要な予算の確保は当然でございますが、先ほど大臣が申しましたとおり、土砂収支全体を見て、山から海までの総合土砂管理というものの中で海岸保全をどうやっていくかということ、しっかり検討して進めてまいりたいというふうに思っております。
○青山政府委員 侵食量がふえているということは、沖合の深いところに持っていかれる砂の量と川から供給される土砂の量、また天然の海岸の、がけなんかございますが、がけなんかが崩れ落ちて沿岸に供給される土砂の量、そういった土砂収支のバランスが崩れて、沖合の海の底に行く土砂の量の方が沿岸に供給される土砂の量よりも多いところに侵食量があるということでございます。
削り、川に流れ、川から海に出、それが沖合に出たり海岸の漂砂となって流れるという水循環と土砂の流れとは非常に密接な関係があるわけでございまして、またその土砂の流れが海岸、これは海底も含めての地形を構成するわけでございまして、その基盤の上に動植物なり人々の営みなり土地利用なりがあるわけでございまして、先生おっしゃったように、そういった意味での基盤というものを考えますときにも、やはり水循環、それに伴う土砂収支
具体的には、河川砂利の採取などで河川からの土砂供給の減少が生じておる、また海岸部のがけが崩壊しなくなって、もしくは崩壊防止事業がうまくいって土砂供給が減少しているということもございますし、また海岸部における構造物の設置等によります土砂移動の遮断というふうな問題もございましょうが、基本的には土砂収支のバランスが崩れている、その崩れ方の度合いが近年非常にひどいということだろうと思います。