2000-04-04 第147回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
今回の法案に関して何か意見を申し述べよということでございますので、十分程度、私は、専門である土木計画学、都市工学、交通計画の立場から意見を申させていただきたいと思います。 なお、私のきょう用意しました資料は、文章化してはありませんが、一枚物で、三星昭宏の名前が左上に書いてある、右に丸の書いてある図表がありますが、それでございますので、それに沿ってお話しさせていただきたいと思います。
今回の法案に関して何か意見を申し述べよということでございますので、十分程度、私は、専門である土木計画学、都市工学、交通計画の立場から意見を申させていただきたいと思います。 なお、私のきょう用意しました資料は、文章化してはありませんが、一枚物で、三星昭宏の名前が左上に書いてある、右に丸の書いてある図表がありますが、それでございますので、それに沿ってお話しさせていただきたいと思います。
土木計画学には、時間の経過に伴う計画の自己矛盾という原理があるそうであります。長期間を要する大規模な土木計画は、人間の価値観ですとか社会情勢の変化を避けることができません。長良川河口ぜきが当初の利水目的を失って、また治水の役にも立たないということはおおむね一般の理解であろうかと思います。しかも、この河口ぜきが日本有数の豊富な水生動物の生態系を破滅させることは決定的であります。
そして、朝日新聞のこれはコラムに載っておったのでございますけれども、「土木計画学には「時間の経過に伴う計画の自己矛盾」という有名な原理があるそうだ」。なるほど。計画の自己矛盾というのは、その一例は中海・宍道湖の例でわかります。
この間、たまたま新聞を見ておりましたら、こんな指摘をしている記事がございまして、「土木計画学には「時間の経過に伴う計画の自己矛盾」という有名な原理があるそうだ。」と。