1998-12-11 第144回国会 参議院 本会議 第5号
土木工事主体の公共工事を中心に行ってきた景気対策、その大きなツケがこの巨大な国債残高です。 私たちは、土木工事のすべてを悪と言っているのではありません。しかし、公共工事の景気刺激効果、すなわち乗数効果は激減している。また、未来社会に必要な社会資本の配分も大胆に変革をされていない。このような反省のないマンネリズムの公共事業を継続しても、それは単なる利権温存のえせ景気対策にすぎません。
土木工事主体の公共工事を中心に行ってきた景気対策、その大きなツケがこの巨大な国債残高です。 私たちは、土木工事のすべてを悪と言っているのではありません。しかし、公共工事の景気刺激効果、すなわち乗数効果は激減している。また、未来社会に必要な社会資本の配分も大胆に変革をされていない。このような反省のないマンネリズムの公共事業を継続しても、それは単なる利権温存のえせ景気対策にすぎません。
土木工事主体の公共事業が中心の景気対策は、もはや時代おくれの、効果の乏しい経済対策なのであります。(拍手) 私たちは、経済構造改革を行った上で、将来の日本社会のビジョンを明確に示し、積極的な財政出動を行うのであれば、それは許されるものであると考えます。