2019-11-20 第200回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
○佐藤(公)委員 農地被害は、物理的な被害とともに、私自身、土壌面、つまり土壌の性質、地力面での被害も出ていると思われますが、農林水産省としてこの土壌面の被害をどのように捉えていらっしゃるのか、お答え願えればありがたいと思います。
○佐藤(公)委員 農地被害は、物理的な被害とともに、私自身、土壌面、つまり土壌の性質、地力面での被害も出ていると思われますが、農林水産省としてこの土壌面の被害をどのように捉えていらっしゃるのか、お答え願えればありがたいと思います。
近年、ICTを活用した農業というのを推進する上で、農地に全面コンクリートを打った場合も農地として取り扱ってほしいという提案はよくなされているわけですが、土の場合だと水耕栽培のベッドが傾いて水位に差ができて生育に影響が出てくるとか、土壌面があると温度だとか湿度等の面で環境コントロールがしにくいと。
○日出政府委員 今先生お述べになりました梅衰弱症でございますが、先ほど申し上げましたように、和歌山県を中心といたしまして関係市町村、農協が連携をしまして、土壌面からの一つの栽培面の問題、あるいはウイルスといったような病理の問題、それから環境面、この三つの方面からの要因の究明に取り組んでいると聞いておるわけでございます。これまでの調査結果では、必ずしも要因が特定されていないということでございます。
私ども農林水産省といたしましては、各地方農政局に渇水対策連絡会議というものを設置しますとともに、用水の有効利用、あるいは敷きわらを敷きまして土壌面からの水分の蒸発を防止するといった用水管理を徹底する、あるいは、どうしても病害虫が多く発生いたしますので適期に病害虫の防除をする、そういった営農技術対策をまず徹底したところでございます。
それで、これらにつきましては、極力用水を節約いたしまして最小限の灌水に努めると同時に、耕種的な方法といたしましては、表土の軽い中耕ないしはマルチングによりまして土壌面の蒸発を抑えるというふうな技術がございますし、また一番こわいのは、こういう干ばつの時期には病害虫の発生という付随的な被害が出てくることがございますので、特にアブラムシ類、葉ダニ類等につきまして適期防除の指導をいたしたいと思っております。